海猫ボーイズは真夜中に躍る

お笑い芸人「海猫ボーイズ」沼畑と濱中の共同日記

オリンピックと浅はかさ

2012年08月06日 18時58分28秒 | 沼畑 真
オリンピックを毎夜見ている。
そういうの嫌いじゃなかったっけ?と聞かれるが、昔は嫌いだった。この前までは、興味がなかった。今は見ていて楽しいので見ている。
何故嫌いだったのだろうか。恐らく、特に詳しくもないのに、ミーハーで浅はかに盛り上がる雰囲気が嫌いだったのだろう。しかし、本当にそれはミーハーなことだろうか。勝手にオリンピックを見る=ミーハーと決めつけた見方なのではないか。と思った。
僕は、「浅はかさ」に強烈な恐怖を感じる。思慮が足りないことは、罪だと思うほどである。ただ、道化として(本人はえらく大真面目に)浅はかな時もある。これについては後述する。
ちょっと考えればわかること。それを怠けて、ステレオタイプのように、あれはこうだと決めつけて、それに関しては考えもしない。それは浅はかさでなくて、何であろう。
知り合いが、「スーツを着て毎日決まった電車に揺られて生きていくなんて俺にはできない」と言っていたので、「何で?」と聞いたら「なんとなく」と言っていた。サラリーマン=社会にがんじがらめ、というなんとなくの考えである。本当にそうなのだろうか、そもそもサラリーマンとはなんだ、社会とは何だ。どういう理由で毛嫌いしてるのだろうを考えない。
考えることを怠けてはいけないのではないか。最近はよく思う。僕もあらゆることを考えている訳ではないが、〇〇についてどう思うか、という質問にはなるべく答えたいので、考えることを最近はよくしている。
近頃お気に入りの名言がある。フランスの作家のフローベールの言葉
『馬鹿とは結論づけたがることだ』
本当にその通りだと思う。ひとつ新しい情報が入ると、ひとつの枠にすぐに入れてしまう。これは普段よくやっていることだ。よく分かりにくいことも枠にはめればわかったつもりになる。そのことは、次からはその枠から出して使えばよい。それは浅はかさの一つだと思う。

だがしかし、この浅はかさは表現では笑いの要素になる。だから、浅はかさに身を任せることが多々ある。大概はバカだ。一人になると考える。どっちが本当の自分かなど、そんな愚問は持たない。僕は、こうである。とか、他人からお前はこうである、などと判断されたくない。判断するなら、こっちに関係なく勝手にやってもらいたいと思う。
とにかく、ちょっと考えればわかることを怠けないで考えるのがいい。ということが、一番言いたかったこと。
ついでに、判断されることで思い出したので言ってしまうと、よく自分は、自分大好きのナルシストと言われるが、それはそれで、ごもっともだが、そう評価する人に、自分大好きのナルシストが多いのは何故だろう。

無理矢理話をまとめると自分も他人も判断するな、ということだろうか。
因みに僕の居酒屋での口癖は「結局さ、」である。

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1 コメント

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いっぱい (おっぱい)
2012-08-06 23:12:31
おもしろい

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