”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

ハスイモの苗をいただいたのですが

2023-03-14 14:22:02 | 野菜

スーパーでは売っていないけど、毎年夏から秋にかけて

どなたかが必ず持ってきてくださるお野菜があります。

 

それは、ハスイモです。

ハスイモの最新のお料理は、こちらをご覧ください。

 

   

ハスイモは、サトイモ科サトイモ属の植物です。

畑の様子も里芋そっくりですが、里芋が根の部分を食べるのに対し、

ハスイモは根が大きくならず(芋が育たず)、茎の部分を食べます。

  

 

大好きなお野菜なので、自分でも育ててみたいと思ったのですが、

ホームセンターで苗を見かけたことがありません。

  

そこで、お野菜の先生に相談すると、

「ハスイモの苗は、売っていないと思います。

 今度、畑にあるものを持って行きますよ。」

と、うれしいお返事が!! ヽ(^o^)丿 

  

 

あれから数か月、ついにハスイモの苗をいただきました。

袋から出てきたものは・・・。

これは、ハスイモのどの部分なんだろう?

  

なんせ、私はこの状態のハスイモしか見たことがなく、

ハスイモの構造とか育ちがよくわかっていないのです。

   

  

ネットで調べれば何とかなる!!

と、思って夫と2人、さんざん調べまくりましたが、

ハスイモの食べ方を紹介しているサイトはたくさんあるのですが、

ハスイモの栽培とかハスイモを植物学的に解説したものは

ほとんどないのです。

  

  

1.まず、この黒いたけのこのような形のものは何なんだろう?

根が付いている・・・。

  

そんな時、ハスイモを「りゅうきゅう」という名で特産にしている

高知県のJAさんのページにこんな写真が!!

これが黒くなったら、いただいた「黒いたけのこ」になるのでは?

 

ということは、これは根に近い茎の下部であることが判明!!

  

  

2.それでは、1の横から出ていたけど、ポロリと取れたこちらは?

これは、茎から出た新しい脇芽でしょう。

  

  

3.この里芋のようなものは?

これが、ハスイモの根の先に付いていた「育たない芋」の部分ですね。

確かに、こちこちで石のように固く、これじゃ食べられませんね。(^-^;

  

 

やっと、いただいた苗の構造がわかりました。

  

4月になったら、里芋を植えるので、

その時一緒に、ハスイモの1と2の部分を植えようということになりました。

 

  

それにしても、ハスイモは不思議な野菜です。

こちらでは、高知県のように大規模にハウス栽培している人はいませんが、

畑の片隅に植えてあって、

夏から秋にかけて直売所で見かけることはあります。

  

でも、苗も売っていないこの野菜。

最初に遠州地方で作り始めた人は、どこから苗を手にいれたんだろう?

在来野菜が旅をして、その地に根付くように、

他の地から遠州に嫁いだ人が、実家の畑から株を持って来たのかしら?

    

今年の秋には、細くてもいいから自分で育てたハスイモが食べられますように!!

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 菊芋、たくあん、新玉ねぎを... | トップ | 春色あられ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

野菜」カテゴリの最新記事