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”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

ずっと欲しかった!! ひんぎゃの塩

2025-06-15 15:41:08 | 調味料

ずっと、ずっと欲しかったお塩です。

青ヶ島で作られている貴重なお塩、

「ひんぎゃの塩」を送っていただきました。

   

■青ヶ島ってどこ?

青ヶ島は全島が、東京都青ヶ島村に属し、住所はすべて無番地。

伊豆諸島に属する火山島で、本諸島の有人島としては最南端にあります。

島へのアクセスは、すべて八丈島経由で

船で3時間、ヘリコプターで20分かかります。

     【青ヶ島 画像お借りしました】

   

■「ひんぎゃ」って何?

「ひんぎゃ」とは「火の際」が語源とされる島言葉で、

地熱や蒸気が噴き出している場所のことを指します。

     【ひんぎゃ 画像お借りしました】

  

「ひんぎゃ」の蒸気を利用して、蒸し料理ができる地熱窯もあり、

誰でも自由に利用することができます。

      【地熱窯 画像お借りしました】

   

■ひんぎゃの塩とは

普通、火山の噴気孔からは蒸気とともに有害ガスが出ており、

人が近づくことさえできません。

しかし、「ひんぎゃ」からはほとんど有害ガスを含まない蒸気が出ており、

この蒸気を利用して作った塩が「ひんぎゃの塩」なのです。

 

■ひんぎゃの塩の製法

 ①早朝4時過ぎから3時間かけ、約3000リットルを製塩所まで運ぶ。

 ②汲み上げた海水を火山の地熱蒸気で温める。

  海水の結晶化が始まるまで13日かかる。

 ③結晶化が始まって、そこから釜上げまで6日間、乾燥に4日間かかる。

 ④ふるい粉砕したあと、数日かけて塩の中の木屑や小さな石などを取り除き、

  その後ひとつひとつ袋に詰める。

  海水から商品が出来上がるまで、およそ1カ月かかる。

 詳しくは、こちらをご覧ください。

 

■どんな味? こんなお料理に使ってみました

・フライドポテトに添えて

こちらの写真を見てもわかるように、塩の粒が目立ちます。

最初に塩味を感じ、その後甘みとうまみを感じます。

じゃがいものおいしさを引き出してくれました。

 

   

・ズッキーニの焼きびたし

オリーブオイルで焼いたズッキーニをポン酢に漬け、

上から「ひんぎゃの塩」をパラリ。

焼いたズッキーニの香ばしさと、甘みが際立ちます。

 

  

・トマトと豆腐のサラダ

水切りした木綿豆腐とトマトを合わせ、パクチーをトッピング。

そこに「ひんぎゃの塩」とごま油をかければ、

エスニックな雰囲気になります。

   

「ひんぎゃの塩」がおいしい理由は、製法のところにも書きましたように

海水の結晶化が始まるまで13日かかる。

ということにあると言われています。

塩の粒の大きさは結晶化までの日数で決まります。

一般的な塩は1日で結晶化、だから粒が小さい。

天日干しの塩は約30日で結晶化、だから粒が大きい。

塩の粒が小さければ、塩味が感じやすく、大きければ感じにくい。

13日というのは、すべてがほど良いのだと思います。

ちょうど良い粒の大きさ。

さらっとした舌触り。

塩味だけでなく、甘みやうまみを感じる。

 

   

このお塩を送ってくださった方から、こんなメッセージが。

「あの白い粉、習慣性があるのと、

 一度に大量にヤルと命に関わるので、まぁ、ほどほどに楽しんでください。」

 

はい、こんな貴重な白い粉、大量に使えません。(^-^;

ちびちびやります。

大切に大切に使います。

 

ありがとうございました。m(__)m

 


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