ずっと、ずっと欲しかったお塩です。
青ヶ島で作られている貴重なお塩、
「ひんぎゃの塩」を送っていただきました。
■青ヶ島ってどこ?
青ヶ島は全島が、東京都青ヶ島村に属し、住所はすべて無番地。
伊豆諸島に属する火山島で、本諸島の有人島としては最南端にあります。
島へのアクセスは、すべて八丈島経由で
船で3時間、ヘリコプターで20分かかります。
【青ヶ島 画像お借りしました】
■「ひんぎゃ」って何?
「ひんぎゃ」とは「火の際」が語源とされる島言葉で、
地熱や蒸気が噴き出している場所のことを指します。
【ひんぎゃ 画像お借りしました】
「ひんぎゃ」の蒸気を利用して、蒸し料理ができる地熱窯もあり、
誰でも自由に利用することができます。
【地熱窯 画像お借りしました】
■ひんぎゃの塩とは
普通、火山の噴気孔からは蒸気とともに有害ガスが出ており、
人が近づくことさえできません。
しかし、「ひんぎゃ」からはほとんど有害ガスを含まない蒸気が出ており、
この蒸気を利用して作った塩が「ひんぎゃの塩」なのです。
■ひんぎゃの塩の製法
①早朝4時過ぎから3時間かけ、約3000リットルを製塩所まで運ぶ。
②汲み上げた海水を火山の地熱蒸気で温める。
海水の結晶化が始まるまで13日かかる。
③結晶化が始まって、そこから釜上げまで6日間、乾燥に4日間かかる。
④ふるい粉砕したあと、数日かけて塩の中の木屑や小さな石などを取り除き、
その後ひとつひとつ袋に詰める。
海水から商品が出来上がるまで、およそ1カ月かかる。
詳しくは、こちらをご覧ください。
■どんな味? こんなお料理に使ってみました
・フライドポテトに添えて
こちらの写真を見てもわかるように、塩の粒が目立ちます。
最初に塩味を感じ、その後甘みとうまみを感じます。
じゃがいものおいしさを引き出してくれました。
・ズッキーニの焼きびたし
オリーブオイルで焼いたズッキーニをポン酢に漬け、
上から「ひんぎゃの塩」をパラリ。
焼いたズッキーニの香ばしさと、甘みが際立ちます。
・トマトと豆腐のサラダ
水切りした木綿豆腐とトマトを合わせ、パクチーをトッピング。
そこに「ひんぎゃの塩」とごま油をかければ、
エスニックな雰囲気になります。
「ひんぎゃの塩」がおいしい理由は、製法のところにも書きましたように
海水の結晶化が始まるまで13日かかる。
ということにあると言われています。
塩の粒の大きさは結晶化までの日数で決まります。
一般的な塩は1日で結晶化、だから粒が小さい。
天日干しの塩は約30日で結晶化、だから粒が大きい。
塩の粒が小さければ、塩味が感じやすく、大きければ感じにくい。
13日というのは、すべてがほど良いのだと思います。
ちょうど良い粒の大きさ。
さらっとした舌触り。
塩味だけでなく、甘みやうまみを感じる。
このお塩を送ってくださった方から、こんなメッセージが。
「あの白い粉、習慣性があるのと、
一度に大量にヤルと命に関わるので、まぁ、ほどほどに楽しんでください。」
はい、こんな貴重な白い粉、大量に使えません。(^-^;
ちびちびやります。
大切に大切に使います。
ありがとうございました。m(__)m
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