”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

植物のたくましい生き方に学ぶ

2019-11-23 22:30:16 | お勉強

静岡県立大学の公開講座も最終日です。

  

   

今年は2回しか出られなかったけど、今回のテーマが一番楽しみでした。

「植物のたくましい生き方に学ぶ」です。

  

  

植物は、生まれてから死ぬまで、その場所を動くことができません。

だから自分自身で柔軟に周りの環境に応答する必要があります。

そのため、植物は多様な化学物質を生産して防御します。

   

その中のひとつがアブラナ科の植物に含まれるグルコシノレート。

あ~、これは、アブラナ科の野菜に含まれる辛み成分、

イソチオシアネートについて説明する時に必ず出てくる成分ですね。

  

 

例えば、こんな感じで・・・。

 すりおろす前の大根は辛みを感じません。

 でも、すりおろした大根は辛みを感じます。

 これは、イソチオシアネートが発生したからです。

 大根に含まれるグルコシノレートという成分が、

 すりおろすことにより、ミロシナーゼという酵素によって活性化され、

 イソチオシアネートに変化するのです。

  

この説明、わかったような、わかっていないような・・・。

    

 

今日、パワポの資料を見ながら、説明を聴いて納得しました。

グルコシノレートとミロシナーゼは細胞内で別々の場所に存在している。

それが、「すりおろす」とか「虫が食べる」などの刺激が加わると、

防御するためにミロシナーゼとグルコシノレートが接触し、

辛み成分を出すというしくみ。

  

大根おろしの辛みは、人間には心地よいけれど、

多くの虫は、辛みを避けようとするから、

グルコシノレートを含むアブラナ科の植物には近づかないのです。

   

しかし、そんなグルコシノレートをもろともしないで、

アブラナ科の植物を食べる虫もいます。

アブラムシトカシャクトリムシとか・・・。

  

これは、

「誰も食べないアブラナ科の植物を食べられるようになれば、

 食べ物に困らないぞ!!」

という思いで進化してきた虫たちの戦略です。

   

植物もたくましいけど、虫もたくましい。

わくわくするようなお話を聴かせていただきました。

 

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