<<梅>>備忘録 ~Random Walk~

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ランダムウォーク de JA1OHP/AC2BF

電波コンディションを知る方法いろいろ

2012年10月26日 | ・HAM(電波伝搬)

「自分の電波の飛び具合とかコンディションをどうやって知るの??」と時々聞かれます。


私のアマチュア無線設備は釣竿アンテナなのでコンディションが良くないとちっとも飛びません。
ですからコンディションの悪いときはDXはあきらめてローカルラグチュー。

いままでブログにもいろいろ書いているのでリンク集みたいなもんですが、まとめておきます。


1.Reverse Beacon Networkで自分の電波伝搬をチェック

SDRなどの設備をもった人たち(Skimmersといいます)が電波を受信するとネットに上げてくれる。
SSBなども出来るように考慮してるようだが実際はCWのみしか上がってこない。 



詳しいやり方は下記を見てください
自分の電波がどこまで飛んでるかわかる方法


2.VOACAPでコンディションを知る

太陽の黒点数から自分のアンテナ、電波出力でどの地域に何時頃開けるかがわかります。
また、特定の地域と交信したい場合にどの周波数で何時頃がいいのかがわかります。


詳しくは下記
電波伝搬予測 ~ どこが開けているか? ~

 


3.WEBSDRで自分の電波を聞く

各国にあるWEBSDRのサイトで自分の電波を聞けます。



これだとSSBでもCWでも自分の電波が世界中でどう聞えているかが実際にきけます。
もちろん届いているか否かもすぐわかります。

WEBSDRでモニタする方法の詳細は下記
websdrの続き ~ 自分の電波のモニタも ~

<<WEBDSRでJT65Aをモニタ>>
ついでにwebsdrでJT65Aの電波をモニタする実験もやってみたところうまき出来ました。
これだとJT65Aの電波も自分でモニターできます。
詳細は下記
websdr経由でJT-65Aを受信してみた & ARRL & 雪

 


4.JT65AのPSKRRBで自分の電波がどこまで飛ぶかを知る

JT65AのデファクトスタンダードであるJT65-HFでは自分の電波がどの地域にどのくらいの強さで飛んでいるかがわかります。 

<<PSKR>>
JT65-HFではPSKR(PSK Reporter)へのデータアップができ、これをあとで見ると自分の電波がどこまで飛んだかわかります。


http://pskreporter.info/pskmap.html

これは私が昨日数回CQを出したときの様子ですが、私の電波は東南アジア、ロシア、ニュージーランド、北米などで受信されていることが分かります。
横長の吹き出しのところで私の電波が受信されています。

このときはCQを出しただけで交信はしていませんが、このように自分の電波がどこで受信されているかわかるのはおもしろいです。
設備は、つりざおアンテナ+オートアンテナチューナー(AH-4)と30W程度のパワーです。

ちょっとしたことだが、W6よりZLのほうが遠いんですね。
W6 : 5549km
ZL : 9239km

 

 <<RB>>
もうひとつ RB(Reverse Beaconというのもありますが、PSKRと似たような情報がテキスト形式でわかります。
PSKRはパソコンの性能がわるいとレスポンスが悪く使いものになりませんがRBは古いパソコンでも実用になります。


RBでの情報例
 

http://jt65.w6cqz.org/receptions.php


このようにJT65-HFは実際のQSO用の機能以外にも面白い機能があります。

JT65AモードはSSBやCWとはちょっと異なり好き嫌いもありますが食わず嫌いはもったいないです。
ぜひやってみることをお勧めします。
パワーもJT65ではmax30Wが定番で、これで十分。


参考まで私のJT65A関連のブログは下記
http://blog.goo.ne.jp/ume599/s/jt65a



6.カシミールで見通しエリアを知る

VUHFでの電波の飛び具合は、山などで見通しできるかどうかによるわけですが、この場合カシミールが便利です。
 


特定な2点間が見通し可能かどうかがすぐわかります。

詳細は下記
カシミールで電波の飛びやすい所を探す

 

カシミールで自分の位置からどこが見通しかどうかというのもわかります。


実際の見通しは非常に狭いので、自宅上空に高くアンテナを上げた状態でのシミュレーションです。


詳細は下記
日光白根山、男体山

カシミールで電波の飛びやすい所を探す

 


7.Radio Mobile OnlineでVUHFでの飛び具合を知る

カシミールの場合は見通しかどうかですが、電波は回折とか反射がありますから見通しでない場合絵も電波はとびます。
回折等を考慮して飛ぶかどうかはradio mobileでわかります。





Radio Mobile Online
http://www.cplus.org/rmw/rmonline.html

ログインが必要なので始めて使うときは登録が必要です。

自分のパソコンにインストールしてオフラインで上記のことが出来るソフト「Radio Mobile」がありますが、地図のインストールとかいろいろ面倒で、わたしも昔トライしましたが家の近所だけやって面倒なのでもうやめました。

Radio Mobile Onlineのほうが簡単でいいですよ。

 


 

なお、別件ですが、明日/明後日は水上の湯桧曽温泉で宴会をやってきま~す。
時間があれば土曜の夕方ころ7MHzCWで少し移動運用でもやってみます。
 
 

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コメント (4)    この記事についてブログを書く
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4 コメント

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とても参考になりました。 (リセットボタン)
2012-10-26 18:30:31
はじめまして。
こんばんは。

アマチュア無線を始めて4ヶ月の超初心者のリセットボタンと申します。
アマチュア無線に関するブログを検索していまして当サイトに辿りつきました。
とっても参考になりました。
私も将来はCWをマスターして海外局さんと交信したいと願っています。
今後共よろしくお願いいたします。
to:リセットボタンさん (<<梅>>)
2012-10-26 21:33:06
来てくれましてありがとうございます。
アマチュア無線がメインですがいろいろありますのでついでにごらんになってください。

CWも楽しいのでマスターできるといいですね。
これからもよろしくお願いします。
素晴らしい情報有り難う御座います。 (JA1DEQ/五十嵐 公一)
2012-10-27 09:12:05
<<梅>>さん
 HF帯のみならず、V/UHF帯の伝搬情報まで含めてとても良く纏めてあり参考になりました。 

 ご存知と思いますが、HF帯の伝搬予測ではここに記載のプログラムの他VE3NEA/Alexの“Band Master、HamCap、Ionoplobe、DX Atlas”があります。このプログラム群はその時点の伝搬に加えて、1時間後・2時間後等々の予測情報も得られますので、小生は愛用しています。このプログラム群もベースはVOACAPです。

 小生もこれから湯桧曽温泉に出かけます。向こうでお会いしましょう。楽しみにしております。

to:JA1DEQ (<<梅>>)
2012-10-28 23:20:20
コメントありがとうございます。
VOACAPの派生版がいろいろあるようですね。

きのう、今日とおつかれまさでした。
こちらの方は大渋滞で先ほどやっと帰ってきたところ。
つかれました。Hi

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