心の中に海がある。
優しい波のとき
荒れ狂う嵐のとき
いつもあふれるような愛を抱いた海がある
耳を澄ましてみる
聞こえるのは鼓動にも似た波の音
絶えず聞こえるその音に揺られて
小さな命が誕生した。
私の海の中で・・
心の中に海がある
荒れ狂う時には小さな船が
波にものまれそうになる。
嵐が過ぎたそのあとには
光を反射する優しい波が写る海
その海に揺られながら
私が生きていた。
そして小さな命 . . . 本文を読む
鏡に向かって笑ってみせる。
新しい服を試着したり
化粧をしてみたり
そんな雨の日。
出かける予定もなく
誰が訪問するわけでもない
一人きりの時間の中
私が私じゃなくてもいいんじゃないかって思う
何かに取りつかれたり
今まで知らなかった何かを知ろうとしたり
自分の中の可能性を探してみたり
たまには手の込んだ料理を作って
おいしいって顔を想像したり
そんな自分の時間。
雨の日は
なんだか自分 . . . 本文を読む
ゆったりと季節が流れる。
追いかけたら捕まえられるくらいのスピードで
あの場面もこの場面も
思い出している。
あの時こんなことがあったね
こんなことで笑ったよね。
ああ・・あんなこともあったんだ。
私の大事な一瞬。
追いかけているうちはまだいい。
通り過ぎるのを待ち続けるのは辛い。
手の届かない距離になって
やっと落ち着く自分が悲しい。
あのころに戻れないのは知ってる。
戻りたいと思う自分はい . . . 本文を読む
ねぇ聞こえてる?
私 ここにいるよ。
あなたの目の前。
ねぇ見えてる?
私の姿。
あのころのあなたが見てた私のままで
私何度もあなたに伝えた。
あなたは何度もから返事して
結局は私の言葉は宙に舞ったままで
あなたの心に届いてなかった。
あなたが何気に私を否定する。
きっとそれはあなたにとってほめことばなのかもしれないけど
私の中に突き刺さったくさびがどんどん深くなるだけ
そしてそのうち
あな . . . 本文を読む
何にも無い日の午後
陽だまりのなか犬と遊ぶ
何にも考えずに犬と遊ぶ。
自分の中の子供が一緒に犬と戯れる。
何にも感じない
ただ犬との空間は私と言う人間を
なんだか活性化させてくれるような気がする。
そんな時間も愛しくなる。
毎日の時間はあっという間に過ぎてしまい
いろんな家事に追われながら流されていく
私の中で何かに追われて
わからないまま過ぎるけど
何にも無い時間に
犬と遊ぶ
ただただ陽だ . . . 本文を読む