ゴクリとのどが鳴る。
こみあげてくるもやもやとした何か。
悪意なのか好意なのか
ただただ突き上げられるような衝動。
手に入れたい。
苦しめたい
哀願する声が聴きたい。
その時に自分はどんな顔をしてるだろう。
獣が本能で求めるようなそんな気持ちが
表情の下に隠れているんだ。
普通の毎日で
それを隠して
背中に流れている汗
同じ皮膚の下には
同じ赤い血が流れているんだけど
手に入れて
苦しめて
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あなたのその目に映る私は
どんな顔をしてるのかしら?
年齢通りに年老いた私は
あなたの目にはどう映っているの?
きれいで居たいし
笑顔でいたい
いつでも華やかに笑っていたい。
そんな私の気持ちだけが
ただただ先走りして
実際は年老いて醜いのかもしれない。
声を聴けるだけでいい。
目には留まらなくても
でも気持ちはうらはらで
苦しくて仕方ない。
気が付いてほしい
そばに居させてほしい
何時もあ . . . 本文を読む
涙が止まらない。
悔しくて悲しくて
自分がみじめで
流せる涙があるだけ
私は幸せなんだろうけど
でも悔しくて悲しい。
辛いのは自分だけじゃない
わかってるわかってるけど
涙が止まらない。
恨んじゃいけない。
自分が逃げたらよかっただけ
自分が受け止めなかったら良かっただけ
でも
逃げられなかった
受け止められなかった。
流れていく泪を
ただただ見ていて
私はどうすればよかったのだろう。
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私の足跡が続いてる。
あの場所からとどまることなく
ただ規則正しく
進まないといけないから。
目が見えなくて
音も聞こえなくて
でも進道はわかる。
使命ではなく
運命でもない
でも足跡は続く。
自分の足の運びに
背中を押す何かに導かれて
ただただ進むしかなくて
どこに行くんだろう
どこから来たんだろう
私が進むその道の
その先に何があるんだろう。
見えない目でそれを求めて
音も聞こえない世界 . . . 本文を読む
私ね。ささやくから
あなたには聞いててほしい。
聞こえないかもしれないけど
精一杯の気持ちを
あなたに伝えたいから。
私ね。いっぱい伝えたいことがあるのよ。
ほんのちっぽけな存在だけど
私だとわかってもらえなくていいけど
伝えたくて届けたくて
声にならないけど
この想いを
聞いててほしくて
私ね。わからなくて
どうしてこんなに遠いのか
もっと近くに寄りたかったけど
足がすくんで動けなかったの。 . . . 本文を読む