ディープインパクトに凱旋門賞失格処分が決定

１６日、ＪＲＡ日本中央競馬会は、凱旋門賞において３着となったディープインパクトからイプラトロピウム（気管支を広げ呼吸を楽にする効果があり、ぜんそくや気管支炎の治療に用いる、日本では禁止薬物に含まれていない）が検出された件に関して、フランスギャロから凱旋門賞失格の処分が下されたと発表した。

調査結果をまとめると、「９月１３日(水)ロンシャン競馬場での調教後に咳をし始めたディープインパクトに対し、９月２１日（木）～９月２５日（月）の５日間、イプラトロピウムの吸入治療を行った。その治療中に同馬が暴れ、薬剤が馬房床に噴霧したことが２回あったが、そのまま敷料・乾草を放置。その為、競走前日から当日の間に、同馬が薬剤を摂取したことにより、同馬の尿検体から禁止薬物が検出された可能性がある（イプラトロピウムは体内に入れば２４時間以内に代謝され排出されるが、物質に付着すると長くとどまる）。これらを未然に防ぐための、十分な措置をとらなかったことが規律違反に当たる」とのことだ。
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これに対し、池江泰郎調教師は「きゅう舎の責任者としてこれを真摯に受けとめ、制裁をお受けしたいと思います」とコメント。
同調教師に対しては、管理馬を保護するための十分な措置をとらなかったこと、および明らかとなった規律違反を回避するための十分な措置をとらなかったことにより、最高額の１５，０００ユーロ（約２２５万円）の制裁金がフランスギャロより科された。

＞詳細はＪＲＡ発表ページへ


ディープインパクト
牡４　父サンデーサイレンス　母ウインドインハーヘア（Alzao）
２００２年度セレクトセール当歳（No.132）　70,000,000円
落札者：金子　真人　氏　　販売者：ノーザンファーム
写真：ＪＲＨＡ提供（当歳時）

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