2010年7月20日(火)、北海道市場(北海道新ひだか町静内)にて【セレクションセール2010(第1日目、一歳の部)】が開催された。
※セール当日に報告した「セレクションセール2010結果速報」の補足で、ここでは20日(火)に開催された【一歳セール】の様子や高額上位馬等、市場長の公式インタビューを写真と映像で振り返る。

写真:セール会場入り口
昨年と同様に、セール開催当日の「比較展示」は実施されず、上場馬のチェックは19日(月)の「前日展示」(午前10時~午後5時、正午から午後4時までは比較展示)に行われた。2年連続ということもあり、「前日展示」についての認知度がアップしていたようで、午前10時の開場前から多数の購買関係者で賑わった。
また、今年度より導入された「オンラインレポジトリー(四肢レントゲン写真及び上部気道内視鏡動画をWeb上で7/15より公開された)」については、のべ約2,900件の閲覧があり、市場関係者は「情報開示に対して評価いただく声が多かったです。より操作性等を向上させ、サマーセール以降も実施する予定です」と好感触だったようだ。

写真:前日展示の様子(厩舎エリア)

写真:前日展示の様子(比較展示)
セール当日の20日(火)は天候にも恵まれ、厩舎エリアではセリスタート(午前10時)までの最終下見を精力的に行う購買関係者の姿が多くみられた。

写真:最終下見の様子

写真:セール上場前のパレードリングの様子
午前10時よりセールがスタート。
セール開始までには、購買登録者数は302名(昨年:304名)を数え、荒木正博市場長の挨拶のあと、活発なセールが行われた。
また、セールの中間では、今年のG1-天皇賞春を制したジャガーメイル号(2006年度HBAトレーニングセール2歳取引馬)と、昨年のG1-全日本2歳優駿を制したラブミーチャン号(2008年度サマーセール1歳取引馬)関係者の表彰式が行われ、温かい拍手が送られた。

写真:表彰式の様子

写真:セリ会場の様子
245頭(牡170、牝75)が上場され、売却頭数141頭(牡105、牝36)、売却率57.55%、売上総額15億3,216万円(税込)、平均価格1,086万6,383円(税込)だった。
⇒結果一覧(番号順・種馬順・高額順)等はこちらから
※昨年の結果は、結果概要は、上場頭数241頭(牡149、牝92)、売却頭数132頭(牡89、牝37)、売却率54.8%、売上総額13億105万5,000円(税込)、平均価格985万6,477円(税込)だった。
⇒過去からの結果推移表もこちらから
今年度の最高額馬は、ビーナスラインの全弟「No.84-ホクトペンダント21(父フジキセキ)」で、2,700万円(税抜)で落札(落札者:(有)ローズヒル)された。
以下、高額上位馬2頭と牝馬最高額馬1頭の写真とセール動画を掲載する。
【No.84-ホクトペンダント21】

牡 鹿 2009/04/10生
父フジキセキ 母ホクトペンダント(母父パークリージェント)
落札価格:2,700万円(税別)
落札者:(有)ローズヒル
販売者・生産牧場:(有)酒井牧場
写真:落札直後の横姿

写真:落札シーン
動画:上場シーン
【No.99-ミスカースティーの21】

牡 栗 2009/05/08生
父アグネスタキオン 母ミスカースティー(母父Miswaki)
落札価格:2,500万円(税別)
落札者:加藤 守 氏
販売者・生産牧場:(有)日の出牧場
写真:落札直後の横姿

写真:落札シーン
動画:上場シーン
【牝馬最高額馬-No.237-スイートクラフティの2009】

牝 黒鹿 2009/2/18生
父シンボリクリスエス 母スイートクラフティ(母父Crafty Prospector)
落札価格:1,950万円(税別)
落札者:(有)社台コーポレーション
販売者・生産牧場:シンボリ牧場(有)
写真:落札直後の横姿

写真:落札シーン
動画:上場シーン
1歳セール終了後、荒木正博市場長は「前日展示から多数の購買者にご来場いただき、この運営方法が浸透してきたと感じてます。売上・売却率ともに向上し、今回の結果には満足しております。点数をつけると90点ですね。」、など下記(動画参照)のようにコメントしている。
動画:荒木正博市場長・公式記者会見の様子(Vol.1)
※続きは[ Vol.2 | Vol.3 ]
当セールもセレクトセール同様に、下記のように1,000万円~2,000万円での取引馬が例年以上に多く、底堅さを印象付ける結果となった。
「今回の価格帯別売却実績」
・2,000万円以上:9頭(6.4%、昨年は6%)
・1,000万円~2,000万円:58頭(41.1%、昨年は28.8%)
・1,000万円未満:74頭(52.5%、昨年は65.2%)
※参考資料:セレクトセール1歳での価格帯別売却実績
・3,000万円以上:26頭(15%、昨年は20%)
・2,000万円~3,000万円:24頭(14%、昨年は21%)
・1,000万円~2,000万円:94頭(54%、昨年は40%)
・1,000万円未満:29頭(17%、昨年は19%)
市場長含めて多くから「盛況で良かった良かった」という声が聞かれているが、当セールはあくまでもセレクションセールであることを忘れてはいけない。売却率50%台でセレクトされた市場と呼べるのか。今回の結果は、今後の運営にたくさんのヒントを与えてくれているだけに、選定方法や運営方法についてしっかり手を打ってほしいと思う。
(個人的な意見です)
by 馬市ドットコム
※セール当日に報告した「セレクションセール2010結果速報」の補足で、ここでは20日(火)に開催された【一歳セール】の様子や高額上位馬等、市場長の公式インタビューを写真と映像で振り返る。

写真:セール会場入り口
昨年と同様に、セール開催当日の「比較展示」は実施されず、上場馬のチェックは19日(月)の「前日展示」(午前10時~午後5時、正午から午後4時までは比較展示)に行われた。2年連続ということもあり、「前日展示」についての認知度がアップしていたようで、午前10時の開場前から多数の購買関係者で賑わった。
また、今年度より導入された「オンラインレポジトリー(四肢レントゲン写真及び上部気道内視鏡動画をWeb上で7/15より公開された)」については、のべ約2,900件の閲覧があり、市場関係者は「情報開示に対して評価いただく声が多かったです。より操作性等を向上させ、サマーセール以降も実施する予定です」と好感触だったようだ。

写真:前日展示の様子(厩舎エリア)

写真:前日展示の様子(比較展示)
セール当日の20日(火)は天候にも恵まれ、厩舎エリアではセリスタート(午前10時)までの最終下見を精力的に行う購買関係者の姿が多くみられた。

写真:最終下見の様子

写真:セール上場前のパレードリングの様子
午前10時よりセールがスタート。
セール開始までには、購買登録者数は302名(昨年:304名)を数え、荒木正博市場長の挨拶のあと、活発なセールが行われた。
また、セールの中間では、今年のG1-天皇賞春を制したジャガーメイル号(2006年度HBAトレーニングセール2歳取引馬)と、昨年のG1-全日本2歳優駿を制したラブミーチャン号(2008年度サマーセール1歳取引馬)関係者の表彰式が行われ、温かい拍手が送られた。

写真:表彰式の様子

写真:セリ会場の様子
245頭(牡170、牝75)が上場され、売却頭数141頭(牡105、牝36)、売却率57.55%、売上総額15億3,216万円(税込)、平均価格1,086万6,383円(税込)だった。
⇒結果一覧(番号順・種馬順・高額順)等はこちらから
※昨年の結果は、結果概要は、上場頭数241頭(牡149、牝92)、売却頭数132頭(牡89、牝37)、売却率54.8%、売上総額13億105万5,000円(税込)、平均価格985万6,477円(税込)だった。
⇒過去からの結果推移表もこちらから
今年度の最高額馬は、ビーナスラインの全弟「No.84-ホクトペンダント21(父フジキセキ)」で、2,700万円(税抜)で落札(落札者:(有)ローズヒル)された。
以下、高額上位馬2頭と牝馬最高額馬1頭の写真とセール動画を掲載する。
【No.84-ホクトペンダント21】

牡 鹿 2009/04/10生
父フジキセキ 母ホクトペンダント(母父パークリージェント)
落札価格:2,700万円(税別)
落札者:(有)ローズヒル
販売者・生産牧場:(有)酒井牧場
写真:落札直後の横姿

写真:落札シーン
動画:上場シーン
【No.99-ミスカースティーの21】

牡 栗 2009/05/08生
父アグネスタキオン 母ミスカースティー(母父Miswaki)
落札価格:2,500万円(税別)
落札者:加藤 守 氏
販売者・生産牧場:(有)日の出牧場
写真:落札直後の横姿

写真:落札シーン
動画:上場シーン
【牝馬最高額馬-No.237-スイートクラフティの2009】

牝 黒鹿 2009/2/18生
父シンボリクリスエス 母スイートクラフティ(母父Crafty Prospector)
落札価格:1,950万円(税別)
落札者:(有)社台コーポレーション
販売者・生産牧場:シンボリ牧場(有)
写真:落札直後の横姿

写真:落札シーン
動画:上場シーン
1歳セール終了後、荒木正博市場長は「前日展示から多数の購買者にご来場いただき、この運営方法が浸透してきたと感じてます。売上・売却率ともに向上し、今回の結果には満足しております。点数をつけると90点ですね。」、など下記(動画参照)のようにコメントしている。
動画:荒木正博市場長・公式記者会見の様子(Vol.1)
※続きは[ Vol.2 | Vol.3 ]
当セールもセレクトセール同様に、下記のように1,000万円~2,000万円での取引馬が例年以上に多く、底堅さを印象付ける結果となった。
「今回の価格帯別売却実績」
・2,000万円以上:9頭(6.4%、昨年は6%)
・1,000万円~2,000万円:58頭(41.1%、昨年は28.8%)
・1,000万円未満:74頭(52.5%、昨年は65.2%)
※参考資料:セレクトセール1歳での価格帯別売却実績
・3,000万円以上:26頭(15%、昨年は20%)
・2,000万円~3,000万円:24頭(14%、昨年は21%)
・1,000万円~2,000万円:94頭(54%、昨年は40%)
・1,000万円未満:29頭(17%、昨年は19%)
市場長含めて多くから「盛況で良かった良かった」という声が聞かれているが、当セールはあくまでもセレクションセールであることを忘れてはいけない。売却率50%台でセレクトされた市場と呼べるのか。今回の結果は、今後の運営にたくさんのヒントを与えてくれているだけに、選定方法や運営方法についてしっかり手を打ってほしいと思う。
(個人的な意見です)
by 馬市ドットコム