アレルギーが出ない小麦？

 

 

 食物アレルギーを患っていらっしゃる患者さんは３０万人以上はいるとされています。

私も突然の花粉症で春先は苦労している一人です。

食物アレルギーには卵、牛乳、大豆が3大アレルギー物質で、これに麦、コメを入れて５大アレルゲン

とされれ、その他にもカニ、イカ、そば。。。などなどあげれば切りがありません！

アレルギー反応とは体内に取り込まれた物質に対して過剰な免疫反応の現れです。

症状にも鼻水、発疹、痒みや蕁麻疹、激しいものでは呼吸困難へ発展するアナフェラキシーショックなど

様々な症状が人によって違います。

以前から自然栽培で育てた作物で、何とかお役に立てないものかと考えておりましたが

そんな折、先日一人のお客様から嬉しいお便りが届きました。

京都在住の３歳になるＳちゃん、食物アレルギーを患っていらっしゃり、かなり食べ物には

制限が必要で、毎日の食事に苦慮されていると聞いておりました。

そのアレルゲンには小麦も含まれいました。

今回、私が無農薬・無肥料で栽培した無添加ミナミノカオリを試されてみますと

なんと、症状が全くでないという事でした。

これには驚き何かの間違いでは。。。ということで

再度、慎重に経過をみながらアレルゲンは小麦のみの食材で試されても症状が全く出なかった！

という事でした。

生まれて初めて食べる手作り餃子

 

 初めてのピザにも飛び跳ねてパクパク食べてペロリ

 

 

さて、どうしてこのような結果になったのでしょう？

少し考察してみましょう。。。。

アレルギーの検査には血液検査による血液中の IgE（アレルギー抗体）を測定する検査や

疑われる食物の除去試験（やめてみる）と負荷試験（食べさせてみる）または

パッチテスト（貼り付ける）などがあり、最近ではアメリカまで血液を送り遅延型アレルギーの

検査をされる方も随分増えていると聞き及んでいます。

しかし、何故か IgE（アレルギー抗体）が高くても症状が出ない方や低くても出る方がいるんです。

要は、数字で必ず表すことが出来るほど単純ではなく、幾つもの複雑な要素が絡み合って

食物アレルギーの症状は出てくるのだと思っています。

 

そして避けられないのがポストハーベスト（収穫後農薬）問題です。

これには虫をつかせないために防カビ剤、殺菌剤、殺虫剤などが収穫後に

直接かけられることは有名な話です。

「残留は無い」と言われますが、それは基準値を下回っているだけでゼロではないはずです。

Ｓちゃんについては数字の上では小麦アレルギーとして診断されるが、症状としては実際は

発症するものではなく、対象に含まれる残留農薬や防腐剤など化学物質が原因となり蕁麻疹や発疹

、掻痒感を誘発する化学物質過敏の疑いがあると思うのです。

 

そしてもう一つは、小麦にはいろいろなタンパク質があり、グリアジン・グルテニン・

アルブミン・グロブリンが主な成分ですが、これらが化学物質と共に体内に取り込まれ何らかの

分子レベルでの化学反応が生まれ、アレルギー反応として症状が誘発されているかも知れません（これは僕の持論です）

ですから、全ての小麦アレルギーの方に当てはまる訳ではありませんが

何々アレルギーだ！と診断され、そのアレルゲンを排除した食事制限に費やす時間と労力

を考えれば色々試される事も大事だと思います。。。もちろん医師に相談の上、少量ずつですよ！！

 

Ｓちゃんのお母さんが「自宅には間違って食べてはいけないので小麦を置いてないんです。」と、おっしゃっていました。

想像しても、その大変さを理解するには健康な私には限界がありますね。。。。ゴメンね

これから先、無添加小麦を食べながら少しでも食事の楽しさを広げ、時間を掛けながら

自分自身の免疫力を高め、どんな小麦食品でも食べられるようなるといいですね

 

自然栽培で育てた無添加小麦「ミナミノカオリ」のご購入の際は

もじょか堂：http://www.mojoca.net/さん

まで、お問い合わせ下さい。

但し、小麦アレルギーの方は医師に相談の上、自己責任のもと、ご購入下さいませ。