京都グルメNo.63 総合っぷりに妥協無し ～隅本総合飲食店～

ちょっといい店見つけた。誰かに教えたくなる感じ。店名は「隈本総合飲食店」と、随分といかめしい。老舗の商店を改装したのか、外観も古びている。しかし門をくぐると、居心地の良い空間が待っている。



店に入ると意外と広い。間口は狭いが奥行があるのは京都らしい。作りはロッジのイメージだ。三角屋根のような天井は高く、開放感もある。

音も印象的だ。「古き良きアメリカ」をを思わせる、明るくノリの良いジャズが店内に響きわたる。

遅めのランチだったが、サラリーマンやOL、地元の主婦と思しきグループの話し声で賑やかだ。

ランチのメニューは魅力的だ。



サバの揚げ照り焼きやカレーと迷うが、鶏の唐揚を選ぶ。マヨネーズ付(しかも七味入り)なのが素晴らしい。ドリンクはグレープフルーツジュースを頼む。


唐揚がやってきた。


まずボリュームがすごい。大振りな唐揚が4つある。しかも胸肉とモモ肉を混ぜており、違う食味を楽しめるのがニクい。マヨネーズをつけて食べる。

さらに小鉢の種類が多いのも、イケてる定食の定跡である。ごまペースト冷奴、漬物の他、新玉ねぎと肉味噌のさっと煮がつく。

ランチ以外もメニューは豊富だ。酒を飲めるし、パフェなどの甘味も充実している。おまけに2階にも席があるらしい。隙のない総合っぷりは店名に恥じないのである。