横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

位取り・・・これがなかなか・・・

2018-03-08 19:49:34 | 発達や学習が心配
春ですね・・・

今日は雨ですが、花粉もいっぱいとんでいます。

3月になり、学習内容も「最後の追い込み」。

ここにきて、実は、「位取りが分かっていない・・・!」

という子どももいるのでは。

「ごじゅうろく」ときいて「「65」と書いてしまったり、

「ひゃくさん」が「1003」となってしまう。

2年生では「万」の位までの学習なので、

漢数字で数を表したり、それを数字に直したり

また、大きな数のたし算・引き算もあります。

悩んでいる2年生に、小さなまどを5つかいてから

問題に答えよう、と言ってみました。

かなり間違いが減りました。

あとは、そろばんで、

のように(本当はいけないのかな・・・)

小さな位取りのシールをつけてみました。

「~の位」が少し意識できたようです。

さらに、3年生の掛け算の筆算。



九九はしっかりできているのに、

どこに答えを書いたらよいか

また、繰り上がりをどう処理してよいのか

なかなか難しいこともあります。

マスに色と番号をつけてみました。

すこうし、「抵抗」が減った感じ。

もうしばらくやってみます。

以前、「計算」と「空間認知」の関係を

書いたのですが、

「算数の計算や図形」「複雑な漢字を書く・読む」のに

必要な力だと思います。

ここに苦手感がある場合、

「記号」や「色」「順番」の手がかりを

「身につくまで」問題のそばにつけて

おくのもよいのでは
、と思っています。

「分からない」と「くやしい」し、

「いらいら」します。

「わかりたい」から「いらいら」するんですよね。

「口頭で」ヒントを言われるのがあっている子もいますが、

「自分で何度も見返せる」「書いてあるもの」があると

それを参照して、自分でできた、という達成感がもちやすいかと感じます。

・・・すごくいらいらしたときは、

問題数を減らして、「短め」に切り上げるのも

はじめのうちはよいかな。

分かってくると、取り組める問題数も増えてくるはず。

算数も漢字も、「あっているかどうかの結果」が子ども自身にすぐ

伝わるので、逆に「覚えられると」達成感がもてますね。

それまでは、周りも少し「ゆったりと耐える・待つ」のも

必要かもしれませんね。


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コメント
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