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障害者グループホームで働いています。

「復元力」

2019-11-19 00:54:48 | 私の支援論
 危機的状況に対して地域で生きる人間が対応するためには、地域におけるリジリエンス(復元力)を形成することが必要です。地域で生きる人間が、危機的状況に対応する経験を積み、経験を伝達する努力を行い、自分たちを成長させ、危機的状況に対する地域の復元力を形成する力量を強く豊かにすることが大切です。


 地域における復元力を形成するためには、危機的状況に対応する経験を積むと共に、経験を伝達する努力を行うことが重要です。経験を伝達する努力を行うことにより、自分の経験の意味内容を吟味し、経験の意味内容を深めることが可能になります。経験を伝達する努力を行い、経験の意味内容を吟味し、経験の意味内容を深めることにより、自分たちが生きる地域の復元力を形成することが大切です。


『関東学院大学人文学会 紀要』第132号(関東学院大学人文学会、2015年)に掲載されているA氏の論文「自然災害に見るコミュニティのリジリエンスとソーシャルワーク-東日本大震災(大津波)による人的被害を防いだ地域の調査から-」では、地域で生きる人間が、危機的状況に対応する経験を積み、経験を伝達する努力を行い、自分たちを成長させ、危機的状況に対する地域の復元力を形成する力量を強く豊かにすることが大切だと論じられています。


 地域における復元力を形成するためには、危機的状況に対応する経験を積み、経験を伝達する過程を経て、地域で生きる人間が自分たちを成長させることが大切です。自分たちを成長させるということは、経験が持つ意味内容を内在化させると共に、内在化した意味内容に対する反発と向き合い、内在化と反発の狭間で経験の意味内容を深めるということです。自分たちの成長の過程で経験の意味内容を深め、深められた経験に基づく地域の復元力を形成する力量を強く豊かにすることが、支援者にとって大切です。
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