ままのポチポチ日記

ばうわうなわんずのうこままの日々のつぶやき・ぼやき・感動!動揺?!など、ポチポチっと綴ってみます~

高齢者医療って・・・

2009-04-15 23:13:10 | ナースのお仕事日記
今日は晴天!

昨日の春の嵐のお陰で、空は澄んでとっても気持ちいいです。


駐車場から職場に向かう道。

草花達がキラキラ生き生きしています。

もみじの葉裏って、大好きです。




娘は今日、新しいお弁当箱を持って学校に行きました。

大きな弁当箱にチビおにぎり2個、ゴロゴロ言わせながら~






さて今日は、仕事のお話です。

今日、帰り際に、具合が悪くなったお客様がいました。

肺に疾患のある方で、時々酸素吸入をして過ごしている方です。

午前中まで体調は安定しており、昼食もしっかり摂取されていたのですが、

午後4時頃、体熱感が。

臨検すると38℃超え!!

息も荒く苦しそうだったので酸素吸入を開始しました。

なのに血中酸素濃度が66%より上がらない!!

胸の音もイマイチ。

急いで連携を取っている隣の病院のDrに往診を依頼して、




胸部レントゲンを撮りました。

所見は、肺炎の疑い。


すると内科のキヨヤマDrが現れ、唐突に大きな声で、

『何でこんな時間なんだよ!!』

『もっと早くから具合悪かったんじゃないの??』

『まったくよ~』



確かにお客様は、認知症のある耳の遠い高齢者ですよ。

でもそれは、プロとしてまったく非常識な言動・態度です。

『もう帰る時間なのに~』って言う気持ちがあからさまですよね。

今までも常識はずれの医者はたくさん見てきたけど、

いい歳したベテランの医者&大人なのに、その言い方はないんじゃないの??

って思います。

医者の価値を下げる医者ですよ。

結局そのお客様は、その病院に入院しましたが。

不愉快な思いをしないで療養できるといいな~と願います。




最近良く、妊婦の入院拒否をした病院のことがニュースに取り上げられますよね。

実は受け入れを拒否されるのは、妊婦だけでなく高齢者(特に認知症のある方)もなんです。

認知症があるだけで、

『騒いだり徘徊して、他の患者様に迷惑がかかる』と言う理由で、

本当に具合が悪く治療が必要なのにもかかわらず、入院を拒否されてしまいます。

救急車を要請し受け入れ先を探してもらっても、

病院が見つからず、救急車内で1時間以上待ったこともあります。

このまま、手遅れになったらどうするの?!

認知症の高齢者は、どこで治療を受ければいいの?!



高齢者の医療、まだまだ課題が多いです。