名を上げたかったよ、浮かれ街で

かつて昭和のナイトクラブで働いていた男が当時流行っていた曲などについて書いていきます。主に歌謡曲。

斉藤由貴「雨のロードショー」

2018-01-31 20:02:45 | 音楽
斉藤由貴が続きます。アルバム「AXIA」はおそらく数百回は聴いていると思います。
さすがに1000回は聴いていないと思いますが。
「雨のロードショー」から。

♪誰の声なの 電話の女性(ひと)は・・・?
 あなたの名前を 軽く呼び捨てにした

この「軽く呼び捨てにした」のところが切ない気持ちが出ていて特に好きです。
歌い手の方は多分彼のことを呼び捨てにしていなかったのではないかと想像されます。

「AXIA」がリリースされたのは1985年6月。
私がレコードをレンタルしてテープに保存し繰り返し聴くようになったのはこの年の秋頃でしょうか。
この曲を聴くと1985年の年末から翌年1月にかけての冬空を思い出してしまいます。
季節には言及していない曲ですが、私には冬の曲に感じられます。





斉藤由貴「AXIA ~かなしいことり~」

2018-01-30 22:26:17 | 音楽
斉藤由貴の「AXIA」と言えば「AXIA ~かなしいことり~」に触れないわけにはいかないでしょう。

さんざんいろんなところで書かれたことですが、本当に勝手なことを言う女性です。

♪ごめんね 今までだまってて 本当は彼がいたことを
 言いかけて言えなかったの 二度と逢えなくなりそうで

オッサンになった今では「そういうこともあるのだろうな」と、怒る気にはもうなれません。
気の多い女性というのはいつの世にもいるのでしょう。

去年までは刑事もののドラマによく出てきていましたが、どこか別人と見ていたような気がします。
今でも嫌いではありませんが。





斉藤由貴「卒業」

2018-01-29 21:44:31 | 音楽
ナイトクラブで働いていた時に流行りました。斉藤由貴「卒業」。
当時レンタルレコードでアルバム「AXIA」は借りてきてテープに録り、繰り返し聴いていました。その後「AXIA」は随分経ってからですがCDを購入しました。
歌とは直接関係のないことなのですが、この「AXIA」のジャケット写真は三原順子に見えて仕方なかったです。今見ても同じ印象を受けます。

歌詞の中で

♪席順が変わりあなたの 隣の娘にさえ妬いたわ
 いたずらに髪をひっぱられ怒ってる裏で はしゃいだ

という2番のこの部分が気になってました。
髪をひっぱられているのは「隣の娘(こ)」か、それとも「私」?
オッサンになったので今なら「私だろ」と言えるのですが、この曲がヒットしていた頃はどっちなんだろうとモヤモヤしていました。

この歌詞に続く

♪駅までの遠い道のりを はじめて黙って歩いたね
 反対のホームに立つ二人 時の電車がいま引き裂いた

のところを初めて自室で聴いた時にはイメージがあまりにも鮮やかに浮かんできて感動してしまいました。

♪ああ 卒業式で泣かないと 冷たい人と言われそう
 でも もっと哀しい瞬間に 涙はとっておきたいの

この「もっと哀しい瞬間」とは具体的にどんなことを予想しているのか、またはそうだと決めているのか、ここも少し気になりますね。

斉藤由貴と言えば、そのナイトクラブで一見のお客さんに言われた「斉藤由貴みたいな娘いないの?ぜひ呼んでよ」という切ない要望を思い出します。
残念ながら無理でしたが。

ああ、ファンだったんだけどなあ。




あばよ/研ナオコ

2018-01-28 22:48:24 | 音楽
曲名で「あばよ」を検索すると、やはり一番古そうなのが「あばよ/研ナオコ」(1976年・作詞:中島みゆき/作曲:中島みゆき)でした。

wikipediaで「あばよ」を見ると
あばよは、日本語で、別れの挨拶として相手に掛ける言葉。「さようなら」よりくだけた、ぞんざいな言い方である。
あばよ (研ナオコの曲) - 研ナオコのシングル曲。
あばよ (氷川きよしの曲) - 氷川きよしのシングル曲。

と出てきます。
もしかして研ナオコの曲で「あばよ」は市民権を得た?
いえ、もっと昔から使っていましたね。

おにあざみ

2018-01-27 22:24:44 | 音楽
「おにあざみ」を歌詞に持つ曲が2曲あったので書きます。
この2曲だけっていうのが好きです。

「裏町人生/上原敏・結城道子」(1937年・作詞:島田磬也/作曲:阿部武雄) ♪やけにふかした 煙草のけむり 心うつろな おにあざみ
「黒猫/人間椅子」(1996年・作詞:和嶋慎治/作曲:和嶋慎治) ♪修羅の剣山生けるのは 忘れじの君鬼薊(おにあざみ)