岩田亨の短歌工房 -短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎-

短歌、日本語、斎藤茂吉、佐藤佐太郎について考える

「憲法と平和」日本ペンクラブ平和委員会シンポジウム

2018年12月06日 | 短歌の周辺
「憲法と平和」ーどう考える九条ー

     日本ペンクラブ平和委員会シンポジウム 12月3日於)文京シビックホール


 ペンクラブ。国際PEN憲章によって設立された一般社団法人。「国際交流による平和を希求し、表現の自由を擁護する」のが目的だ。文筆家に親睦団体ではない。


 この日本ペンクラブがシンポジウムを開催した。「憲法と平和」ーどう考える九条ー。文京シビックホールに300人の文筆家、ジャーナリストなどが駆け付けた。


 パネラーは作家で日本ペンクラブの前会長の浅田次郎、作家・エッセイストの中島京子、ジャーナリストの金平茂紀、沖縄の大城貞俊、早稲田大学博士課程修了の鹿島健、東京大の現役の学生。コーディネーターは日本ペンクラブ平和委員会委員長、弁護士の梓沢和幸だった。


 浅田次郎は国民投票が世の中の空気で左右されることの問題点、集団的自衛権を認めて海外への自衛隊の派遣が行われているのに九条改憲はするべきではないという意見。立憲民主党、自由党に近い見解。


 中島京子は、憲法九条をもつ日本は中東諸国では希望と受け取られていると発言。九条は改変すべきでないという意見。社民党や共産党の見解に近い。


 金平茂紀は、国会への改憲案の提示が遅れているが楽観論は危険。与党はスケジュールしか考えていない。憲法審査会の審議を省略しても発議する可能性がある。来年の夏に衆参同日選挙と同時に、改憲の国民投票が行われる可能性があると警鐘を鳴らした。


 大城貞俊は、沖縄の歴史、文学、現状から憲法の本質が見えてくる、沖縄の文学は抗いの文学だと発言、日本を相対化してみることの重要性を指摘した。

 鹿島健と東大の学生は比較的若い世代。若い世代では、政治が変わるという実感を持ったことがない人が多い、だから政治のことは分からないという反応になる、だから生活の身近なところから憲法について考えていけばいいのだろうと発言。


 様々な角度から、内容の濃いシンポジウムだった。
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