UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

健康教室:君の日々はnumberableや、だから野菜スープを飲むことを必ず実行しなさい

2019-10-21 00:19:38 | 日記
今日は健康についてのマジメなお話です。

十月のはじめに中学校の同窓会があったことをこの日記に書きましたが、出席していた友人の一人に現役のお医者さんがいました。

温厚な人物、京都は下京区で医院を開業して三十数年、患者の大半は老人とのこと。そのため介護の仕事もしてます。「毎週月曜から土曜まで午前と夕方に診察、木曜と土曜は半日にしているけれど、そろそろ少ししんどくなってきた」と言いながらも元気であり、同級生たちの健康相談に応じておりました。

会も終わりに近づいたころ、この友人がGGIの隣の席にやってきて申しました。

「GGIよ、元気か、どこか具合がわるいところはないか?」

「う~ん、ないなあ、頭の具合と懐具合のほかは。まあゼンソクとは付きあっているけれど・・・でも悪いところが顕在化してないだけかもしれんなあ、あんまり信用していないので検査はできりるだけ敬遠しているから。お医者さんをまえにこんなこと言ったら失礼かなあ」

「いや、失礼なことはない。たしかに、最近は何かにつけ検査検査という風潮が強いから、君みたいなこと言う人が少なくない。老人相手の場合、検査よりまず話をよくきくことの方が大切。ところで、君は酒飲みか?」

「飲む、たまには外で飲んだり、家で飲んだり、毎晩寝る前には必ず飲む」

「よくないなあ、毎日は感心できない、できるだけ控えろ、タバコはどうや?」

「朝昼晩、一本づつ。外でタバコをすう知人なんかにあったときは千載一遇のチャンスだからタバコをたかったりする」

「ますますよくないなあ、タバコをひとにたかったりするのは最低。タバコは一本でも有害、万病のもと、やめろ。ふだんスポーツか軽い運動かなんか、しているか?」

「オレ、スポーツ大嫌い、頭と体にワルイ、だから何もしてない・・・ウォーキングはしてるけど」

「GGIのウォーキングはただのダラダラ歩きだろう、そんなもの運動のうちに入らん、姿勢を正して早歩きぐらいしろ。早寝早起きしているか?」

「遅寝遅起き健康の素・・・」

「ますますよくないなあ、老人は早起きが一番。何か趣味はあるのか?」

「趣味かあ・・・ないなあ、とにかく熱中力というか集中力というのか、そういうエネルギーが不全症候群だから。だから何にも興味が持続せん・・・」

「よくないなあ。じゃあ、何か生きがいは?」

「生きがいかあ・・・そういう欲張りなモノはカラダによくないと思って押入れの奥にしまっておいたつもりでいたけれど、いまは行方不明。カネもない、ヨメサンという結構な生き物もおらん、ないないづくしや」

「ますますよくないなあ、それなら何が楽しみや?」

「楽しみかあ・・・ないなあ、まあラグビーで日本が負けることぐらいかなあ・・でも、あのチーム、ほんとうに日本のチームと言えるのか?」

「君はへそ曲がりやなあ、ますますよくないなあ、へそ曲がりが一番健康によくないのや、
あのなあGGIよ、君はいまとくに具合が悪いところが無くても最悪や。はっきり言うと、そんなないない尽くしの生き方していたら、君の日々はnumberableや」

「numberableって何や?」

「ナンバーの派生語、数えることができる、という意味や。Your days are numberable、すなわち君の余命はいくばくもない、ということや、わかったか?」

「わかった、この英語の表現、簡潔でええなあ、気に入った。憎たらしいヤツに出会ったら手当たりしだいに言ってやろう。でもなあ、オレの日々がnumberableやったら、どうしろと言うのや」

「実は、どうせ限りなくいい加減な暮らし方をしているだろうと思って、君のことを考えて、こういうものを持ってきた。この冊子を読んでちゃんと実行しろ。そうすれば健康になり長生きできる、心を入れかえて人間らしく暮らして長生きしろ!」

ありがとう、そこまで考えてくれるとは、まことに親切な友であります。

今日の写真はこのお医者さんの友人がくれた十数ページの冊子です。健康雑誌かなにかからコピーしたもののようです。ひとりで読むだけではもったいないので、皆さんに紹介させていただきます。よろしければクリックしてご覧くださいませ。

この冊子には以下のようなことが書いてありました

《病気に克つ! 野菜スープの健康パワー

キャベツ、にんじん、玉ねぎ、かぼちゃで作る野菜スープには、植物由来の機能性成分=ファイトケミカルが豊富に含まれています。ファイトケミカルには、私たちの健康に役立つさまざまな作用があります。

医者がいらなくなる! ファイトケミカルの健康効果

1 抗酸化作用で老化を防ぐ
2 デトックス作用(解毒作用)で体内の毒を解毒
3 免疫バランスを整えて病気やアレルギーを防ぐ
4 発がんを予防し、がんと闘える体になる!
5 血液をサラサラにして動脈硬化を予防
6 骨の老化を防ぐ
7 脳の老化を防ぎ認知症を予防
8 ダイエット効果もある
9 ストレスを緩和する

作り方が簡単 切る→煮る→盛り付ける

食材はキャベツ、にんじん、玉ねぎ、かぼちゃの4種類だけ。それぞれ一口大に切り、しっかりふたのできる鍋に入れて水でやわらかくなるまで煮込みます。つぶしたり、こしたり、味を調える必要がなく、盛り付けるだけで食べられて簡単! 》

いいことづくめですね。お医者さんが勧めるのですから、デタラメではないでありませう。GGIのことはともかく、みなさんにおすすめいたします

なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・

グッドナイト・グッドラック!

巨額原発マネー:関電マネー・スキャンダルの背景(後編)

2019-10-19 00:45:55 | 日記
今日の日記は巨額原発マネーについて記した前回の日記の後編です。このような話、もうウンザリした方もいらっしゃることと思いますが、よろしければもうしばらくおつき合いくださいませ

前回の日記では原発を受け入れさせるために地元(原発を受け入れている自治体)に国の交付金、電源三法交付金によるお金がジャブジャブ降ってくる仕掛けについて記しましたが、今日は原発を推進するためのもう一つの、巧妙なる仕掛けについての話です。

原発推進を容易にするための国のもう一つの施策は「電気事業法」という法律により定められている「総括原価方式」と称される電力料金の決定方式です。この方式は発電・送電・電力販売費、人件費などの発電事業を営むために要するすべての費用を「総括原価」としてコストに反映させ、さらにその上に一定の報酬(利潤)を上乗せした金額が、電気の販売収入に等しくなるように電気料金を決定するというものです。

わかりやすく申しますと、あなたが実際に使用した電気の量に基づいて算出された金額に電力会社の利潤が上乗されたものを、あなたは「電気料金」と称してして支払わされているというわけなのです。実際に使用した量に基づく電気の料金に電力会社の利潤を上乗せしたものを「電気料金」と称して市民に支払わせるのは限りなく詐欺に近い、と思うのですが、みなさんはどうお考えでせうか・・・

この方式に基づいて電気料金を決定することが法的に認められているため、電力会社はどのような経営を行っていても、様々な費用をすべてコストとして計上することができます。たとえば地元対策のために電力会社がいくら多額の資金を投入しようとも、またこのたびの関電スキャンダルに見られるように、地元対策として意図的に高値で地元企業に工事をやらせたために不公正で不要な費用を支出しても、発電事業を営むために必要な経費として計上しさえすれば、自社の利益に悪影響が及ぶことはありません。

すなわち、この「総括原価方式」という仕掛けのおかげで、電力会社はどう転んでも安泰なのです。どのような経営をしていても利潤が国の法律により保障されているのです。

こんな結構なビジネスがわが日本には存在しているのです!大手電力会社のビジネスはまさに「親方日の丸」の典型です。

しかしながら、このことこそが関電に限らず電力業界全体に底なしの腐敗をもたらしているのです。
 
底なし腐敗の例を挙げますと、たとえば、電力会社は地元対策としてしばしば地元に秘密裏に、あるいは堂々と、億円単位の多額の寄付を行っています。寄付の意図は正確には不明であり、場合によっては地元の自治体が水面下で暗に寄付を要求することがあるのではないかとも推測されますが、要するに寄付行為は受け入れ自治体や地元の人々を懐柔することを意図したものであることは間違いないでありませう。

たとえば、朝日新聞(2010年11月)の報道によれば、福井県と原発が立地されている福井県内の4つの市町に2010年まで500億円余の大口寄付が行われたとされており、このうちの少なくとも150億円が関電による匿名の寄付であったと報じられています。また関電は1970年以降高浜町には45億円を寄付していたとされています(2013.8.21朝日など)。

匿名で大口の匿名の寄付を行ったりするのは電力会社以外には考えられませんから、残りの寄付もおそらく関電によるものではないかと疑われます。

一方、中部電力など原発関連の6社・団体は福島原発事故の後に、原発や核関連施設が存在する6自治体に対し、計31億余を寄付しています(2012.8.20朝日)。中国電力も未着工の上関原発計画(山口県)に関して2007年以降36億円を寄付しています。また、東北電力は原発が休止している村に数億円を寄付しています。そのうえ、福島原発事故を起こした東電までもが、建設中の青森県東通原発に関して地元に4億円の寄付を行うことを検討していると最近報じられています。とにかく電力業界、原発に関連した寄付のオンパレードであります。

また電力大手は寄付行為以外にも様々な不明朗あるいは不公正な行為を行っています。

たとえば、ご記憶の方もおられることと思いますが、九電は2011年、住民が原発再稼動に賛成しているように見せかけるため、社員にテレビ番組に賛成意見を送らせる「やらせメール問題」を引き起こしています。また、珠洲(しゅす)原発計画(石川県珠洲市)では、途中で計画は中止されたものの、用地買収にあたってカネ目当てに暴力団が介入していたとされています。様々な巨額の原発マネーが動くためにこれまで原発推進を巡ってこのように様々な不明朗な不祥事が生じおり、不正行為が行われてきました。
 
関電の社長さんはスキャンダル発覚後すぐに大手電力会社の業界団体である「電気事業連合会」の代表を辞任しましたが、電気事業連合会はその「行動指針」において、

「我々は、社会の一員として事業活動の原点は社会との信頼関係にあることを自覚し、法令順守はもとより公正で透明性のある事業を着実に展開する」

「本指針に反するような事態が発生したときは・・・権限と責任を明確にした上、自らの処分を含めて厳正な処分を行う」

などとまことにリッパなことを唱っております。したがいまして、関電の経営陣が即刻退陣すべきであることは電事連のこの行動指針からも自明でありませう・・・

原発の安全性がほんとうに確立されているならば、あるいは原発が安全であると社会的に認められているのならば、これまでに述べたような巨額のか各種「原発マネー」が必要になるとは考えられません。したがって、これまで記したように、原発推進を意図して国により電力業界と地元を手厚く「おんぶにだっこ」する体制が「構築」されているという事実は、国も電力会社も、また立地自治体も、原発が潜在的に非常な危険性を有していることを認めていることの何よりの証拠であると言えるでせう。

しかしながら、このような「原発マネー」により結びついている国・電力会社・地元による三位一体の強固なトライアングル体制が存在する限り、今後も電力業界による不祥事・不正行為が跡を絶たないでありませう・・・・

けれども、この甘き腐敗臭が漂う「原発マネー」の果てに、決定的な破局が待っていないとも限りませぬ・・・

今日の写真はわが湖畔の秋を撮ったものです。秋らしきものは写っておりませぬが、この写真の奥、80キロばかり彼方に世界一の原発集中地帯、福井県若狭湾が位置しております。

なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・

グッドナイト・グッドラック!

巨額原発マネー物語:関電マネー・スキャンダルの背景(前編)

2019-10-17 01:11:20 | 日記
今日はおカネの話、それも巨額なマネーの話です。少し以前の日記で知人がわざわざ見せに来てくれた一千万円の札束の写真を紹介してグダグダとどうでもいいことを書きましたが、今日はどうでもいい話ではありません。いたってマジメ(退屈?)な話です。

みなさんもよくご存知の関電マネー・スキャンダルを中心として巨額原発マネーについての話です。もうすでに皆さんがご存知の話も多く、すこし退屈かもしれませんが、おつき合いいただければ幸いです。原発推進のために巨額のカネが動いている話だろう、そんな話珍しくもなんともない、もう分かったと達観されている方どうか読み飛ばしてくださいませ。

先日、関西電力の役員らが原発が立地されている福井県高浜町の元助役から計3億2千万円もの現金や金の延べ棒や金貨などを受け取っていたことが世間にばれてしまいましたね。新聞などの報道によれば、このスキャンダルの中身は関電の工事を受注することに成功し利益を得た企業から元助役へ裏金が渡され、その一部が関電の役員らにキックバックされたものであるとされています。ことの詳細はいまだ不明ですが、おそらく関電が元助役の要求に従い、元助役の息がかかっている建設会社へ工事を発注したことが、このスキャンダルの直接の原因であると考えられます。おそらく裏金捻出のために工事費は通常よりも高値だったのではないかと推測されます。
 
なぜこのような誰が考えても非常識な闇取引とも言えることが行わていたのでしょう。一言でいえば、関電が何が何でも原発事業を推進し利益が上げようとしていたからでありませう。

このように関電をはじめとした大手電力会社が福島原発事故の後も依然として原発を推進しようとしていることの背景には、国による強力な原発行政・原発政策が存在しています。

1970年代以降、国は原発を推進するために様々な施策を講じてきました。その結果、年々巨額の「原発マネー」が動くことになり、この巨額のマネーが電力業界や受け入れ自治体などに腐敗をもたらしていると言ってよいでありませう。すなわち、このたびの関電マネー・スキャンダルはその一端が露呈したに過ぎないと言うべきでありませう。
 
国による原発推進のための主な施策の一つは、原発が立地されている自治体に交付される「電源三法」(電源開発促進税法、電源開発促進対策特別会計法、発電用施設周辺地域整備法)と称される法律に基づく交付金です。

この交付金は潜在的に非情な危険性を有している原発が設置される自治体や地元による反対を抑え原発を受け入れさせるためのものであることは明白です。この交付金がなければ危険な原発を受け入れる自治体はないと言っても過言ではありません。つまり、電源三法に基づく交付金は日本の原発推進を支えるために欠かすことができない屋台骨とも言うべきシステムなのです。

これらの交付金の内容は「原発のコスト」(岩波新書、2011年11月、大島堅一:大佛次郎論壇賞)によれば以下のようなものです。

著者の大島氏は資源エネルギー庁が公表している資料に基づいて以下のように計算しています。たとえば135万kwの原発の場合、「原発1基あたり、建設期間を10年とした場合、まず運転開始までに449億円が自治体に交付され、運転開始以降は地元自治体に主に固定資産税を中心とした収入がもたらされます。運転開始後も年間20億円程度の交付金が出され、運転開始後30年を超え、原発が老朽化すると新たに原子力発電設立地地域共生交付金が追加され、30~34年目は30億円程度が自治体に入ります。これらをすべて合計すると、原発1基あたり1240億円が45年間のあいだに交付される」とされています。

一つの原子力発電所には数基の原発(原子炉)が設けられていますから原子力発電所一カ所で数千億円の交付金が自治体に入ることになります。原発を受け入れている自治体の多くは人口がせいぜい数万程度のちいさな町です。そこへ危険性の代償としてこのような大金が降ってくるのです。

少し以前のことですが、GGIは「原発のコスト」の著者である大島氏の講演を聴いたことがあります。そのとき、休憩時間に「米国などでもこのようにジャブジャブ交付金の類が垂れ流されているのでせうか」と質問しましたら、同氏は「いや、日本みたいにジャブジャブということはありません。米国の場合、これはあたりまえのことですが私企業である電力会社はそれぞれ独立採算性であり国に頼っているわけでありません。ですから、たとえば原発が老朽化して延命のために多額の費用が要し、その費用を費やしたのでは採算が取れないとなると、原発をやめてしまうという電力会社もあるのです」と述べておられました。

原発(原子炉)はその建設時期や運転期間、発電容量が様々であるため各原発についての交付金の額も様々であると考えられますが、仮に原発1基あたり平均1000億円程度が交付されているとするならば、これまでに建設された50数基の原発について出された交付金は合計5兆億円余に達しているのではないかと推測することができます。

このようにシャブシャブ国から交付金の雨が降ってくるため、原発が立地されている自治体は巨額の交付金で「マネー漬け」の状態にされています。このため、立地自治体の多くは今では交付金なしでは予算を組むことができない状態に陥っています。すなわち、もう原発をやめたくてもやめられない状態に置かれているのです。いわば「薬漬け」すなわち「シャブ中」、麻薬中毒と同じことであります。これは国による公認の意図的な「薬漬け」政策が原因の中毒症、すなわち原発依存症であります。この依存症、いまではきわめて重篤、もうやめたくてもやめられない・・・

一方、これらの交付金の財源はどうなっているかと申しますと、電源開発促進税という名の税金がその財源です。この税の納税義務者は大手電力会社です。ですから、法的には電力会社が課税され税金を国に納めることになるのです。

ところがです、この課税には抜け道があるのです。すなわち税金納入の義務がある電力会社は、納入すべき額を電気料金に転嫁してしまうという仕掛けになっているのです。つまり電気料金に税負担分を上乗せして消費者に支払うよう求めるのです。すなわち、実質的には国民がこの巨額の原発マネーすなわち電源三法による交付金を負担しているのです!そして羊の如くおとなしき国民は、だまされているともしらずにこの税金を負担してしまっているのです。その結果が「薬漬け」・・・国家的シャブ中という無責任社会・・・ギャンブル依存症どころの騒ぎではありませぬ・・・

ここまで巧妙な仕掛けになっていることを知りますと、GGIはもうやけのやんぱち日焼けのナスビ、自暴自棄になって高らかにバカ笑いするしかありませぬ・・・

ですから、国はいくら電源三法による交付金を立地自治体に出そうとも恐いものなし、交付金の財源はいつでもたっぷりあるからです。もちろん大手電力各社も、自分の負担が増えるわけではありませんから恐いものなしであります。このようにして長年にわたり国民から調達した巨額の原子力マネーが原発をめぐって動いてきたのです。国、電力会社、立地自治体が三位一体となった強固なトライアングルがこの原発推進システムを操ってきたのです。

巨額のマネーが動くとろろには必ず腐敗が生じるということは、この日本ではいまだに自治体などが発注する公共工事などで談合が盛んに行われいることから明らかのように、世の常であることを歴史がすでに証明しております。

さまざまな世論調査で、いずれも原発はもう不要と考える市民が常に過半数に達してはいるのですが、国が原発推進の政策を捨てる気配はまったくありません。したがって、建設業界の談合と同様にこの巨大原発マネーの世界は消えることはなく、腐敗もまた温存されることでありませう。このたび関電のスキャンダル、関電にしてみれば税務当局の調査でたまたま世間に知られてしまった、運が悪かったという話に過ぎませぬ・・・

今日の写真は3億円の札束です。一束一千万円の札束が30束積まれています。宝くじのサイトから無断借用いたしました

(この日記、たぶん続きがあります)

なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・・

グッドナイト・グッドラック!

路上観察:これはなんでせう?

2019-10-15 00:46:29 | 日記
私どもが畏敬する超芸術トマソンの創始者であり路上観察の大家であった赤瀬川原平氏は生前「正体不明」と題された写真集を数冊出されていますが、今日は赤瀬川氏を偲んで、昨日GGIが発見した路上の不可解物件を紹介させていただきます。

路上にはさまざまな不可解なものが存在しています。GGIは赤瀬川氏の遺志を尊び、日ごろ路上観察に努めておりますので今日は昨日遭遇した不可解物件をご紹介したいと思います

かようなしだいで今日の写真は昨日GGIがわが庵の近くの歩道で発見した物件を撮ったものです。よろしければクリックしてご覧くださいませ

歩道のまんなかに「安全サ」とはっきり記されております、

誰かが何らかの意図で書いたものと思われるのですが、いったいこれは何を意味しているのでありませう、誰がなんのつもりで書いたのでありませう?また、これは誰に向けて書かれたものでありませう?

なぜこの場所にこの意図も意味も不明なことが書かれているのでせうか?

「安全」は分かるとしても問題は「サ」です。問題は「サ」です。謎の「サ」・・・

たとえば「安全サ」って、何かが安全であるといいたいのでせうか?そうだとすると、いったい何が安全というのでありませうか?・・・・

まわりには何が手掛かりになりそうなものは何も存在していません。何の変哲もないただ歩道、その上にこれらの文字がポツンを書かれているだけです。でもこれらの文字は丁寧に白い枠で取り囲まれていますから、これは何か大切な記述なのでありませう、でも誰にとって大切なのでありませうか?

それともこれは何かの暗号なのでせうか?誰かが誰かに密かに何か大切な情報を伝えているのでせうか、たとえば警察のことをサツと言ったりしますから、サはサツのことであり、サツのことは大丈夫、気にするなと誰か警察なことが気になる者が誰か仲間に向けて密かに伝えているのでせうか・・・・それとも、地球にやってきて人間とそっくりの姿で暮らしている宇宙人たちどうしの秘密の連絡か何かでありませうか?

あるいは、何にでも簡単にひっかかってだまされるGGIのような人間を惑わそうとどこかの誰かがイタズラで書いたのでありませうか?そして「見事にGGIの野郎がひっかかって悩んでいすぞ」とどこかで喜んでいるのでありませうか

とにかく何も手ががりがありませぬ、降参です・・・

「安全サ」の秘密を解明されたかたには、お礼としてかつて偽千円札事件で裁判にかけられたことがある赤瀬川センセイの不朽の名作「零円札」一枚を差し上げる所存です。赤瀬川センセイ生前「一家に一枚零円札!」と啓発に努められていました。

みなさま、どうかふるってご応募くださいませ!

なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・

グッドナイト・グッドラック!

ああ落日の西武王国・・・湖都からシティがなくなる・・・

2019-10-13 00:29:30 | 日記
一昨日10月11日の朝日新聞、第一面のトップ記事、これはGGIにとって激震でありました。わが身に直接影響を及ぼす衝撃のバッドニュースであります。

《セブン1000店 閉鎖・移転へ / そごう・西武も5店閉鎖》

コンビニなどを経営するセブン&アイ・ホールディングが近く実行に移す構造改革策を発表したというニュースです。コンビニはどこにでもありますので多少減ったところでGGIには痛くも痒くもないのですが、問題は西武さん関係であります。この改革案によればGGIにとって最適の彷徨場所であるところの西武大津店(西武ショッピングセンター)を来年夏には閉店するとのことであります。

西武グループの創始者であった堤康次郎氏(元衆議院議長)はわが湖国の小さな町の出身、ですから湖国はいわば西武のゆかりの地であり西武王国でもあります。このため湖都・大津市は一地方都市に過ぎないのですが、西武さんは大津店やパルコさんを開店したのでありました。また、わが庵の近くに高層のプリンスホテルさんを開業したのです。

この二つのお店のおかげで、JRの駅前から西武さんにかけての一帯は湖都で一番の繁華街になったのですが、両店とも最近は売り上げが低迷、まず数年前にパルコさんが撤退、建物はどこか別のオーナーに身売りされており、次いでこのたびの閉店話であります。

GGIは田舎シティボーイと自称しておりますが、実はこの湖都でいくぶんでもシティらしいと雰囲気とにぎわいのある地域はほとんど存在していないのです。その唯一の地域として賑わっていたのが西武大津店とその周辺なのです。

西武大津店のなかにはなかなかシティらしいお店もありましたので、シティボーイGGIの彷徨場所として最適であったのです。最上階にはオシャレな文具なども売っているロフトさん、市街地を一望できる眺めのよい明るくて広々してファミリーレストランのCASAさん、GGIの本探しを丁寧に手伝ってくれる、お店の隅っこに小さなカフェがあってGGIのお休みどころでもあるふたば書店さん、お昼の禁煙タイムが終わったらウエイトレスさんが気をきかせてすぐに灰皿を持ってきてくれる、スモーカーの知人とときおり行く喫茶店のミレーさんなどなど、シティらしいお店があります、

それにかつては、なかなかセンスのいいお姉さんがいた花屋さん、いろいろな絵画作品のポスターなども売っていてGGIが何枚もかったことがある画材屋さんなどもありました・・・

1階にはシティふうの日常雑貨や衣類などを売っている無印さん、それにシャネル5番なども売っているいろんな高級ブランドの化粧品屋さん、いつも店員のオバサンたちと長話になってしまう湖国の古い茶所である信楽は朝宮のお茶を売っているお茶屋さん・・・

こうしたものがぜ~んぶ無くなってしまうのです。シティボーイにふさわしい、長きにわたり愛用してきた彷徨場所が来夏から消えてなくなってしまうのです

これはGGIに取りまして由々しき事態であります。いつもブラブラ歩いていく西武さんがなくなれば彷徨場所がなくなるだけでなく、GGIの足も弱ってしまうことになり、死期が近づいてくるのです・・・

すでに西武大津店の土地と建物は長谷工に売却されているそうです。跡地は無味乾燥なマンション街になってしまうのでありませうか。「地方創生」なんてどこ吹く風、大資本は儲かりさえすればよいのですから、このようなことになるのでありませう・・・

前兆はあったのです。かなり以前のことですが、首都圏で暮らすわが賢妹がGGIと一緒に西武さんをぶらついていたときにうれしそうに笑いながら言ったのです

「湖都の西武さんはええわあ、空いているのでスイスイ歩ける」

これは悪しき予言だったのです。確かに人混みの中を彷徨する気にはなれません。あまり人でがないほうが彷徨するには適切です。適切ではありますが、このスイスイが仇になってしまって、ついには落日の西武王国となってしまったのです・・・

今日の写真は落日の西武王国の象徴、西武大津店を撮ったものです。よろしければクリックしてご覧くださいませ

彷徨なしでは生きていけない、彷徨なしで生きてはイケナイ・・・

さあ、どうしませう

なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・

グッドナイト・グッドラック!