今週の火曜日、湖都の港から雪見船なるものに乗ってわがマザーレイクであるところの琵琶湖を縦断、湖北の町、長浜で行われている《盆梅展》を見物に行きました。
この盆梅展、日本一の盆梅展であると宣伝しております。日本一ということですから当然ながら世界一でもあります!
あたたかい日でありました。湖北の山々は白銀に包まれ陽光に輝いていました。湖都の港に行きましたら「雪見船」なるものが桟橋に係留されていました。この船の名前、なぜか「リオ・グランデ」・・・GGIは我が目を疑いました、いったいどうしてこのわが淡海にリオ・グランデなんだよう!・・・リオグランデって大きな川という意味やないか、ここは湖だぜえ、どういうつもりや・・・なんでも外来語を使えばええというもんじゃないやろ・・・
あきれながらこの雪見船をしばし眺めておりましたら、遠い昔に記憶が戻ってまいりました
リオ・グランデといえば利根川下流の河畔にもリオ・グランデというリッパな名前のホテルがあったなあ、ちっともはやってないガランとして人けのないヘンなホテルやったなあ・・・、あれは名前負けの見本のようなホテルやったなあ、ちっともグランドとう感じはせんかったなあ・・・
今は昔、あるときやんごとなき用事でこのホテルに某氏と一緒に泊まりました。朝食のとき、醤油を使おうと醤油差しを手に取り傾けました。ところがいくらを傾けても、いくら傾けても、一向に醤油は出てきませぬ、一体どうなってるんだとGGIが首を傾げていましたら、これまで何回かこのホテルに泊まったことのある某氏、GGIが困っている様子を目にして何やら楽しんでいる気配・・・しばし後、某氏曰く、「あのなあ、GGIよ、このホテルあんまりはやらんので醤油を使うような客、メッタに来んのや、だから醤油差しの先っちょ、差し口にたまっていた醤油がそのままひからびてしっかり固まってしまっとるのや、ワッハッハ・・・」
最初から脱線でゴメンナサイ。実はいまからちょうど十年ほどむかし、別の某氏に騙されて、この湖北の町の盆梅展を観に行ったことがあるのです。本命は別の用事だったのですが、ついでにということで、この猪突猛進の某氏、GGIが「オレ、盆栽なんかに興味のひとかけらもないぞ」と言っているのに、まあ、騙されたと思ってついて来いを申しますので、仕方なしの観に行ったのです。
ところが・・・GGI、初めての盆梅展見物、すっかりはまってしまったのでありす。盆梅が芸術であるかどうかは別として、その華麗なるアクロバティックな美に、執拗に自然を捻じ曲げに曲げて、どこまでも己が理想とする美を追求せんという飽くなき人間の欲望と執念にすっかり魅入られてしまったのです。このときのことはこの日記の先代の日記、その2008年2月8日の日記に書いておりますので、よろしければご覧になってください。
今回の盆梅鑑賞、はっきり申し上げて少々期待外れでありました。以前行ったときは古い大きな屋敷の大広間が展示場であり、天井に届かんばかりの大きな盆梅が多かったのですが、このたびは会場が新しい別の建物にかわっており、大作といえるほどのものもあまりありませんでした。スポットライトなどを当てたりして妙に見せ方に凝っているのもノーグッドであり、GGIの美意識に反するものでありました・・・でも、まあ、やっぱりステキでありました・・・
本居宣長さんによれば「敷島の大和心」とは「朝日に輝く山桜花」とのことでありますが、華麗なる美という点においては梅は優に桜を上回っているというのが盆梅展での実感、ですから大和心は桜なんかではなく梅花であるというべきでありませう・・・
今日の写真は盆梅展の一作品を撮ったものです。十年前に見た作品には及びませんが、よろしければクリックしてご覧くださいませ
なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・
グッドナイト・グッドラック!
この盆梅展、日本一の盆梅展であると宣伝しております。日本一ということですから当然ながら世界一でもあります!
あたたかい日でありました。湖北の山々は白銀に包まれ陽光に輝いていました。湖都の港に行きましたら「雪見船」なるものが桟橋に係留されていました。この船の名前、なぜか「リオ・グランデ」・・・GGIは我が目を疑いました、いったいどうしてこのわが淡海にリオ・グランデなんだよう!・・・リオグランデって大きな川という意味やないか、ここは湖だぜえ、どういうつもりや・・・なんでも外来語を使えばええというもんじゃないやろ・・・
あきれながらこの雪見船をしばし眺めておりましたら、遠い昔に記憶が戻ってまいりました
リオ・グランデといえば利根川下流の河畔にもリオ・グランデというリッパな名前のホテルがあったなあ、ちっともはやってないガランとして人けのないヘンなホテルやったなあ・・・、あれは名前負けの見本のようなホテルやったなあ、ちっともグランドとう感じはせんかったなあ・・・
今は昔、あるときやんごとなき用事でこのホテルに某氏と一緒に泊まりました。朝食のとき、醤油を使おうと醤油差しを手に取り傾けました。ところがいくらを傾けても、いくら傾けても、一向に醤油は出てきませぬ、一体どうなってるんだとGGIが首を傾げていましたら、これまで何回かこのホテルに泊まったことのある某氏、GGIが困っている様子を目にして何やら楽しんでいる気配・・・しばし後、某氏曰く、「あのなあ、GGIよ、このホテルあんまりはやらんので醤油を使うような客、メッタに来んのや、だから醤油差しの先っちょ、差し口にたまっていた醤油がそのままひからびてしっかり固まってしまっとるのや、ワッハッハ・・・」
最初から脱線でゴメンナサイ。実はいまからちょうど十年ほどむかし、別の某氏に騙されて、この湖北の町の盆梅展を観に行ったことがあるのです。本命は別の用事だったのですが、ついでにということで、この猪突猛進の某氏、GGIが「オレ、盆栽なんかに興味のひとかけらもないぞ」と言っているのに、まあ、騙されたと思ってついて来いを申しますので、仕方なしの観に行ったのです。
ところが・・・GGI、初めての盆梅展見物、すっかりはまってしまったのでありす。盆梅が芸術であるかどうかは別として、その華麗なるアクロバティックな美に、執拗に自然を捻じ曲げに曲げて、どこまでも己が理想とする美を追求せんという飽くなき人間の欲望と執念にすっかり魅入られてしまったのです。このときのことはこの日記の先代の日記、その2008年2月8日の日記に書いておりますので、よろしければご覧になってください。
今回の盆梅鑑賞、はっきり申し上げて少々期待外れでありました。以前行ったときは古い大きな屋敷の大広間が展示場であり、天井に届かんばかりの大きな盆梅が多かったのですが、このたびは会場が新しい別の建物にかわっており、大作といえるほどのものもあまりありませんでした。スポットライトなどを当てたりして妙に見せ方に凝っているのもノーグッドであり、GGIの美意識に反するものでありました・・・でも、まあ、やっぱりステキでありました・・・
本居宣長さんによれば「敷島の大和心」とは「朝日に輝く山桜花」とのことでありますが、華麗なる美という点においては梅は優に桜を上回っているというのが盆梅展での実感、ですから大和心は桜なんかではなく梅花であるというべきでありませう・・・
今日の写真は盆梅展の一作品を撮ったものです。十年前に見た作品には及びませんが、よろしければクリックしてご覧くださいませ
なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・
グッドナイト・グッドラック!