UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

米国を再び偉大にするってほんとう?!

2017-01-22 01:31:48 | 日記

昨日の新聞、トランプ大統領就任のニュースであふれていたましたね。

様々なニュースをご覧になって、何もかもみなさんご存知でしょうから取り立ててGGIが記すことはありませぬ

ですから、就任式のテレビ中継を見ていての愚にもつかぬ感想みたなものちょっぴり書いておくだけにいたします。

GGIの見る限り、トランプさん、式次第にしたがっていよいよ自分の出番、就任演説ということになるまでは、ときおりすでに就任の宣誓を行った副大統領に話しかけたりするなど、すくなからず退屈しているようでありました。

高名な聖職者による新大統領就任のための祈りが捧げられているあいだも、GGIの観察によれば、たいしてマジメに聞いていないようでありました。この牧師さんのお祈り、長いなあ、早く済まないかなあという表情であり、敬虔なるキリスト教徒という感じはいたしませんでした。

今日の写真は「オレの出番はまだかなあ」という表情で鎮座しておられましたトランプさんのテレビ映像です。よろしければクリックしてご覧になり、退屈しているのかどうか、御判定くださいませ

トランプさんの政治姿勢や政策などについては、いやになるほど報道されておりますので、いまさら何も言うことはないのですが、まあ、要するに「再び米国を偉大にする」(Make America Great Again)ということでありませう

でも、このスローガン、米国を再び偉大にするそうでありますが、いったい米国はかつていつ偉大であったのでありませうか、偉大であった米国とはいつごろのことを指しているのでありませうか、そこのこところがはっきり致しませぬ

先の大戦で米国に敗けてしまった日本人の感覚からしますと、日本人にとって米国が光り輝いて見えたのは、まあ、あのマリリン・モンローが銀幕で活躍していた時代のころまでかもしれませぬ。

モンローさんは1962年にわずか36歳で亡くなっていますが、もうそのころにはケネディ政権がベトナムに介入を開始、ケネディ大統領が暗殺された(1963年)後に急きょ大統領に就任したジョンソン大統領の時代にベトナム戦争は本格化、しだい泥沼化、国論は割れ、ご存知のとおり、結局米国はベトナム戦争で敗退してしまいました。

そして、ベトナム戦争以後、今に至るまで、世界一の軍事大国、米国は戦争に勝てない国に転じてしまいました(湾岸戦争では勝ったように見えましたが、この短期間の戦争が後のアフガン・イラク戦章に引き金になったのですから、勝ったとは言えないでありませう)。

そして、戦争に勝てない国は、もちろんトランプさんがいうところの「偉大な国」でないことは明らかです。ですから、GGIの解釈では、「米国を再び偉大にする」というのは1960代以前の米国を目指すということになります。

そんなこと、時代錯誤も甚だしいと思われるかもしれませぬが、似たようなことを口にする時代錯誤の政治家はどこにでもいるのです。たとえば。わがニッポン国の総理大臣閣下のアベ君が、2012年の総選挙で「日本を取り戻す」!というスローンを掲げて大勝したことを、まさかお忘れではないでしょね。

このスローガンもトランプさんのスローガンと同様、不明瞭な点があります。いったい誰から取り戻すのでありませうか、《取り戻す》と言う限り、かつては存在していたはずの日本を、誰からかはともかく、取り戻すことを意味していることになるのですが、かつて存在していた日本というのは、いったいいつごろの、どのような日本を指しているのありませうか、さっぱりはっきりいたしませぬ。

このように考えていきますと、トランプさんの《米国を再び偉大にする》というスローガンとアベ君の《日本を取り戻す》というスローガンは過去の幻影を追い求めるという意味において同工異曲、実質的にほぼ同義であろうというのがGGIの愚考の結果であります 。つまり《日本を撮りも戻す》は、おそらくMake Japan Great Again!日本を再び偉大にする!という意味なのでありませう。そうですよね、アベさん?!

かようなしだいで、過去を追い求める政治家に明日はない、これは自明の理であると、GGIは、しがない市民の一人として、ここに勝手に高らか且つ厳かに宣言しておきます

グッドナイト・グッドラック!


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