先日、某日曜日、終日小雨が降っておりました
GGI、若干のミッションを果たすために早起き、JR湖西線に乗って湖北の町へと向かいました
湖西線は文字通り琵琶湖の西岸に沿って走っており、車窓からたえず湖を眺めることができます
線路沿いの景色は素晴らしく、何度通っても、思わず見とれてしまいます
晴れた日の空の青、淡海の青はすてきです
でも、このときは雨空、湖面も対岸の山々も霞んでおりました
しかし、雨の景色もなかなか趣のあるものでした
雨の湖を眺めていましたら、おセンチな秋でありますので、
GGI、「城ケ島の雨」という歌を思いだしました。
城ケ島の雨 (北原白秋 作詞、梁田 貞 作曲)
雨はふるふる 城ケ島の磯に
利久鼠の 雨がふる
雨は真珠か 夜明けの霧か
それとも私の 忍び泣き
舟はゆくゆく 通り矢のはなを
濡れて帆あげた ぬしの舟
ええ 舟は櫓でやる
櫓は唄でやる
唄は船頭さんの 心意気
雨はふるふる 日はうす曇る
舟はゆくゆく 帆がかすむ
ここでお手数ですが写真をクリックして「利休鼠」に染まった湖の雨景色をお楽しみいただければまことに幸いです
「城ケ島の雨」の歌詞は北原白秋にとって曰く因縁のある内容であるとのことですが、曲は、力強い部分もあるのものの、全体的には静かで晩秋にふさわしい、ちょっぴりおセンチなもののように感じられます。でも、かつて日本を代表するテノール歌手であった藤原義江が朗々と歌いあげますと、おセンチな雨が吹き飛んでしまいます。また、むかし「東京キューバンボーイズ」という楽団がありましたが、この楽団がスイングジャズふうに演奏しますと、とても楽しい雨になります
もう、時計の針が24時をすっかり回ってしまいました
グッドナイト・グッドナイト