一昨日の夕方、買い物に出てふと空を見上げましたら夕空にお月さまが浮かんでおりました
今日の写真はこのお月さまを撮ったものです。珍しいものではありませんがクリックしてしかと観察なさってくださいませ
ご覧のように、お月さまは二本の電線のあいだに浮かんでいます。そこでGGIはお月様に御挨拶いたしました
お月さま、こんばんは、今日も良い天気でしたね、ところでそこで何をしていらっしゃるのですか?
あら、GGIさんじゃないですか、いつもと違い今日は礼儀正しいですね。何をしているのかですって。ご覧の通りです。ただ空に浮かんでいるのです
ほうとうですか、ただ浮かんでいるだけですか?
そうよ、浮かんでいるだけではいけないとでもおっしゃるのですか・・・
いいえ、そういうわけではありません。ただ、浮かんでいるだけではなく、何かお困りじゃないかと思ったのです
困っているですって、いったいどういう意味?
あの~ですねえ、お月さま、二本の電線に挟まれてしまって身動きが取れなくなってお困りになっているのではないかと思ったのです。
何をおっしゃっているのですか」、電線に挟まれてなんかいませんよ
そうですか?ほんとですか?だって、お月さま、ちょっとこの写真をご覧になってください。ほら、お月さまは明らかに二本の電線に挟まれているじゃありませんか?
GGIさん、あなたはあいかわらず、人生も第四コーナーを曲がって、もうゴールが目と鼻の先だというのに、ショモないことを言っているのですね。この写真、わざと私が二本の電線に挟まれているように見える位置から撮っただけではありませんか。そんな馬鹿なことを言っていないで、晩秋のお月さまを目にしてもっとマシなことは言えないのですか、一句詠んでみてはいかがですか、昔の人はお月様をみてステキな和歌や俳句などをたくさん遺しているのですよ
御説ごもっともですが,私めに、いきなり優雅な句をモノにせよと言われましても・・・では、恥ずかしながら・・・
《月見れば・・・ああ月見れば・・・月見れば・・・》
いかがですか?お月様への深~い深~い想ひを詠ってみたのですが・・・
いかがですかって?論外、論外、ただの駄洒落にもなっていませんね
お月さま、ずいぶん冷たいですね、では、もう少しましなものを一句・・・
《月見れば ちぢにものこそ 悲しけれ わが身一つの 秋にはあらねど》
あら、それは百人一首に出てくる和歌じゃないですか、大江千里という歌人が作った・・・古今集に入ってくる句ですよ
よくご存知ですね。誰が詠んだものであるかはとにかく、なかなかいい句です。これがただいまのGGIの心境なのです
わかりました、でも意味は分かってるの?
まあ、だいたいは・・・お月様を見ていて、あれこれ思い巡らしていると何もかも悲しくなってくるよなあ、どうしてなんだろうなあ・・・秋が自分にだけ訪れたというわけじゃないことはわかっているけどなあ、というところでありませうか。要するにこれはおセンチ満杯の句に過ぎないのですが、晩秋おセンチ愛好家のGGIはこの句が気に入っているのです
ふ~ん、GGIサンにしては案外しおらしいことをおっしゃるのね。ところで「あれこれ思いめぐらす」ってGGIさんはいったい何に思いを巡らすというのですか?
グッドク過ぎるエスチョンです、ずいぶん鋭い質問ですね、しかし、お月さま、そのあたりのことは私めのプライバシーと申しますかトップシークレットに・・・
GGIさん、いまさらプライバシーなんてケチなことを言わないで正直におっしゃり!
まあ、一言ではなかなか言えないのですが、強いて言えば・・・いわゆる《わが存在の耐えられない軽さ》と申しますか、私どものアイデンティティについてあれこれと・・・
えっ、今なんとおっしゃいました?存在の耐えらない軽さ?己のアイデンティティですって?やめときなさい、そんなGGIさんに高尚すぎることを考えるなんて、時間のムダ、GGIさんにはムリムリムリ、ムリの三乗、四乗,五乗です!
やっぱり無理ですかあ・・・・いや、お月さま、あなたが中空にぽっかり独り浮かんでおられる姿を目にして、存在の耐えられない軽さって、たとえて言えば、このようなお月様の状態を指すのかなあと思ったのですが・・・
まあ、失礼ね!私が存在の耐えられない軽さですって?それどういう意味、私は軽々しい存在に過ぎないとでも?なんていうことをおっしゃるの!もうそんな私の自尊心を傷つけるようなことをおっしゃる方とはおつきあいできません!
そんなあ・・・おつきあいできませんって言われても・・・お月様は毎晩お出ましになるじゃないですか・・・まあ、そうおっしゃらずに今後もお顔をおみせくさい・・・
なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・・
グッドナイト・グッドラック!
今日の写真はこのお月さまを撮ったものです。珍しいものではありませんがクリックしてしかと観察なさってくださいませ
ご覧のように、お月さまは二本の電線のあいだに浮かんでいます。そこでGGIはお月様に御挨拶いたしました
お月さま、こんばんは、今日も良い天気でしたね、ところでそこで何をしていらっしゃるのですか?
あら、GGIさんじゃないですか、いつもと違い今日は礼儀正しいですね。何をしているのかですって。ご覧の通りです。ただ空に浮かんでいるのです
ほうとうですか、ただ浮かんでいるだけですか?
そうよ、浮かんでいるだけではいけないとでもおっしゃるのですか・・・
いいえ、そういうわけではありません。ただ、浮かんでいるだけではなく、何かお困りじゃないかと思ったのです
困っているですって、いったいどういう意味?
あの~ですねえ、お月さま、二本の電線に挟まれてしまって身動きが取れなくなってお困りになっているのではないかと思ったのです。
何をおっしゃっているのですか」、電線に挟まれてなんかいませんよ
そうですか?ほんとですか?だって、お月さま、ちょっとこの写真をご覧になってください。ほら、お月さまは明らかに二本の電線に挟まれているじゃありませんか?
GGIさん、あなたはあいかわらず、人生も第四コーナーを曲がって、もうゴールが目と鼻の先だというのに、ショモないことを言っているのですね。この写真、わざと私が二本の電線に挟まれているように見える位置から撮っただけではありませんか。そんな馬鹿なことを言っていないで、晩秋のお月さまを目にしてもっとマシなことは言えないのですか、一句詠んでみてはいかがですか、昔の人はお月様をみてステキな和歌や俳句などをたくさん遺しているのですよ
御説ごもっともですが,私めに、いきなり優雅な句をモノにせよと言われましても・・・では、恥ずかしながら・・・
《月見れば・・・ああ月見れば・・・月見れば・・・》
いかがですか?お月様への深~い深~い想ひを詠ってみたのですが・・・
いかがですかって?論外、論外、ただの駄洒落にもなっていませんね
お月さま、ずいぶん冷たいですね、では、もう少しましなものを一句・・・
《月見れば ちぢにものこそ 悲しけれ わが身一つの 秋にはあらねど》
あら、それは百人一首に出てくる和歌じゃないですか、大江千里という歌人が作った・・・古今集に入ってくる句ですよ
よくご存知ですね。誰が詠んだものであるかはとにかく、なかなかいい句です。これがただいまのGGIの心境なのです
わかりました、でも意味は分かってるの?
まあ、だいたいは・・・お月様を見ていて、あれこれ思い巡らしていると何もかも悲しくなってくるよなあ、どうしてなんだろうなあ・・・秋が自分にだけ訪れたというわけじゃないことはわかっているけどなあ、というところでありませうか。要するにこれはおセンチ満杯の句に過ぎないのですが、晩秋おセンチ愛好家のGGIはこの句が気に入っているのです
ふ~ん、GGIサンにしては案外しおらしいことをおっしゃるのね。ところで「あれこれ思いめぐらす」ってGGIさんはいったい何に思いを巡らすというのですか?
グッドク過ぎるエスチョンです、ずいぶん鋭い質問ですね、しかし、お月さま、そのあたりのことは私めのプライバシーと申しますかトップシークレットに・・・
GGIさん、いまさらプライバシーなんてケチなことを言わないで正直におっしゃり!
まあ、一言ではなかなか言えないのですが、強いて言えば・・・いわゆる《わが存在の耐えられない軽さ》と申しますか、私どものアイデンティティについてあれこれと・・・
えっ、今なんとおっしゃいました?存在の耐えらない軽さ?己のアイデンティティですって?やめときなさい、そんなGGIさんに高尚すぎることを考えるなんて、時間のムダ、GGIさんにはムリムリムリ、ムリの三乗、四乗,五乗です!
やっぱり無理ですかあ・・・・いや、お月さま、あなたが中空にぽっかり独り浮かんでおられる姿を目にして、存在の耐えられない軽さって、たとえて言えば、このようなお月様の状態を指すのかなあと思ったのですが・・・
まあ、失礼ね!私が存在の耐えられない軽さですって?それどういう意味、私は軽々しい存在に過ぎないとでも?なんていうことをおっしゃるの!もうそんな私の自尊心を傷つけるようなことをおっしゃる方とはおつきあいできません!
そんなあ・・・おつきあいできませんって言われても・・・お月様は毎晩お出ましになるじゃないですか・・・まあ、そうおっしゃらずに今後もお顔をおみせくさい・・・
なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・・
グッドナイト・グッドラック!