UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

後期高齢者には理解大困難な「物知り教室」:宇宙物理学の世界・・・

2019-10-11 01:22:05 | 日記
今年のノーベル賞の発表が続いていますね。GGIが好きなのは、と申しますか、つい引き込まれてしまのは、物理学賞です。文学、化学、医学生理学などの賞や平和賞など、他の賞を授与された研究者の業績の内容はだいたいは理解できるのですが、物理学賞の場合、GGIにはほとんどその内容を理解できませぬ。ただただ、わがオツムが混乱するばかりです。でも、理解できなければできないほど魅力的なのです。

現代物理学、とりわけ宇宙物理学の最先端、わたしたちが存在の一部であるところのこの宇宙はいったいどうなっているのかという壮大で根源的なテーマはサッパリ理解できませんからそれだけ魅力的なのです。

物理学賞、今年は米国の学者とスイスの学者が受賞しました。昨日10月10日の朝日新聞は以下のように報じています。あなたはこの記事を読んでどこまで理解できますか?

《宇宙をめぐる発見、3氏に物理学賞:スウェーデン王立科学アカデミーは8日、今年のノーベル物理学賞を、宇宙の進化について理論的に明らかにした米プリンストン大のジェームズ・ピーブルス名誉教授(84)と、太陽系の外の惑星を初めて発見したスイス・ジュネーブ大のミシェル・マイヨール名誉教授(77)、ディディエ・ケロー教授(53)の3氏に贈ると発表した。

 宇宙は138億年前にビッグバンという大爆発で誕生し、膨らみながら冷えていったとされる。誕生から38万年後になって、それまで閉じ込められていた光が飛び交えるようになった。この光の名残が、いまも宇宙に満ちている「宇宙マイクロ波背景放射」と呼ばれる電磁波だ。

 ピーブルスさんは、宇宙が誕生した直後の光の名残から、宇宙の成り立ちを理論的に読み解いた。それにより、星や私たちといった目に見える物質は宇宙の5%ほどに過ぎず、残りのほとんどはダークマターやダークエネルギーだという新たな知見につながった。
 
マイヨールさんとケローさんは1995年、私たちの太陽系以外で初めてとなる惑星を、約50光年離れたペガスス座の方向に見つけた。木星のような巨大な惑星が恒星の周りを高速で回っているというこの発見はそれまでの常識を覆した。その後、これまでに4千を超える系外惑星が発見され、生命が生きられそうな惑星も見つかっている。
 
 スウェーデン王立科学アカデミーは3氏の発見を「私たちの世界観を永遠に変えた」とたたえた。(上田俊英)》

 太陽系以外で初めてとなる惑星を発見したという話はGGIのオツムでも理解できるのですが、さっぱり分からないのは米国のピーブルスさんによる研究です。ビッグバンの話は最近よく話題になりますので何となくわからないこともないという気になるのですが、でもよく考えると分からないことだらけです

宇宙はビッグバンと称される大爆発で誕生したそうですが、どうしてこの大爆発が起きたのか、いったい何が爆発したんだ?爆発を起こしたのはいったい誰なんだ、神が起こしたのか?神はいるのか?・・・ビッグバンで宇宙が生まれたのならば宇宙が誕生する前、この世界はどうなっていたのだ?この世界は無だったのか?無っていったな何なんだ?宇宙が無限ではなく宇宙に大きさがあるとしたら、宇宙の外には何があるのだ?・・・などなど疑問は尽きませぬ・・・

「(宇宙誕生から)38万年後になって、それまで閉じ込められていた光が飛び交えるようになった」って、あなたは理解できますか?光が閉じ込められるって、いったいどういうことなんだ?その閉じ込められたいた光はいったいどこからやって来たんだ?「この光の名残りがいまも宇宙に満ちている《宇宙マイクロ波背景放射》と呼ばれる電磁波だ」って、いったい何のことだ?光に名残りなんかあるのか?それに背景放射って何のことだ?背景って何の背景なんだ、宇宙には背景があるのか?

この光の名残りから宇宙の成り立ちを理論的に読み解くって、いったいどうやって読み解いたんだ?まったく想像がつきませぬ・・・

その結果「星や私たちといった目に見える物質は宇宙の5%ほどに過ぎず、残りのほとんどはダークマターやダークエネルギーだという新たな知見」・・・これはサッパリ理解できないものの、それでも驚きであります。私たちが暮らしている世界は宇宙のほんの一部の一部に過ぎず、宇宙はダークマター(日本語では「暗黒物質」と訳されています)で満ちているという噂はGGIも何年も前から聞いていたのですが、いったいダークマターって何者なんだ、何なのだ、そのうえダークエネルギーにも満ちているなんて・・・ダークマターやダークエネルギーは何か悪さをしたりしないのか?・・・・

(ダークマターについては実は10年ほど前の先代に日記でちょぴり言及しています。おひまなかたはご覧くださいませ)

 分らないことだらけであり眠れなくなりそうですが、この記事の最後の一文がすごいですね。「スウェーダン王立科学アカデミーは『私たちの世界観を永遠に変えた』とたたえた」と研究成果を大絶賛しているのです。GGIはさっぱり理解できないのですが、「私たちの世界観を永遠に変えた」とは何ということでありませうか!なんともすごい空前絶後の研究成果です、永遠にですよ、私たちの世界観は、GGIの世界観もあなたの世界観も永遠に変わってしまったのですよ・・・

「私たち」のうちにはGGIも含まれているのですから、さっぱり理解できないもののGGIの世界観もこれらの研究者のおかげで永遠に変わってしまったことになります・・・GGI、自分の世界観がどう変わったのか、はなはだ自信がありませぬ、私たちの世界観を永遠に変えてしまうなんて、もうビバ宇宙物理学!と称賛するしかありません

かようなしだいで、この世界を、私地の存在の根源である宇宙の謎を解明しようと日夜研究されている学者のみなさんにGGIは心から敬意と感謝を表します。

今日の写真はブラックホールについての一般向けの解説書「巨大ブラックホールの謎―宇宙最大の《時空の穴》」に迫る」(講談社ブルーバックス、本間希樹・国立天文台教授)の表紙です。

なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・

グッドナイト・グッドラック!