UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

ボクの晩秋日記(その二):お迎えがそこまで来ていた!

2018-11-06 00:41:03 | 日記
今日の日記は昨日のつづき、明鏡止水日記の続編です。

昨日の日記に、ボクが湖岸で明鏡止水の心境でいたら元気のよい知人が電話してきて、ボクをバカにして「GGIよ、オマエがいま明鏡止水の心境にいるというのか!どうかしたんじゃないか?気は確かか?そろそろお迎えが近づいたのじゃないか」と言ったと書きました。

ボクはそのときほんとうに明鏡止水の心境だったので何を言われても平気でした。でも「そろそろお迎えが・・」という言葉が少し気にかかりました。

お迎えかあ・・・そうだよなあ・・・もういい年だからなあ・・・中学時代に仲が良かった元気いっぱいヤンチャ坊主がもう何人も亡くなっているしなあ・・・いつお迎えがいつ来たって不思議ではないようなあ・・・

と思いながら、ボクは何となく振り返って西の空に目をやりました。

そうしましたら、何ということでありませう・・・

お迎えが来ていました!そこまで来ていたのです!

青い空にバラ色の雲が浮かび、白い光を放つ長いヴェールのような雲の長い階段が地上に降りてきていました。

ああ、これは天国への階段なのだ、あの階段を昇っていけばボクは天国に行けるのだ、あの「帰ってきた酔っぱらい」みたいに階段を踏み外さなければ無事天国にいけるのだ、このバラ色の雲が浮かぶ青い空に、天使が舞っていればもう完璧だ・・・

今日の写真は天からのお迎えの光景を撮ったものです。よろしければクリックして天からのお迎えがどのようなものであるか、確認してください。

うわあ、いきなりお迎えがくるなんて、いくらボクがいま明鏡止水の心境にあるからといっても、こんなにも突然はなあ・・・困るんだよなあ・・・

そのときバラ色の雲の彼方から声がしました

GGIよ~、私が誰か分るか~、私は神さまだあ~?ひさしぶりだなあ、元気か?今日は少しヒマで手が空いてたのでおまえを迎えにきた、おまえももう随分生きたのだから、そろそろかなあと思ったのだ。

神さまですか、ほんとうにお久しぶりですねえ、それにしてもヒマだからボクを迎えに来たなんて・・・神さま、それはちょっと安易ではありませんか?

神さまに向かって「あんたは安易ではないか」などと失礼なことを言うのはおまえぐらいなものだ、でもなあ、まあ正直にいうと、お前のいうことはアタリだ、神さまの意思や決断なんてほんとうところこの程度のものなんだ。

神さま、そんなことおっしゃっていいのですか?低俗スキャンダル週刊誌が知ったら叩かれますよ、「暇なときにデタラメに人の生死を決める神の真実・密着取材!」なんて

心配無用、日本人の大半は信仰なんてカネにならんイヌにでも喰わせろと思っているからそんな記事書いたところで売れるとは思えぬ。それになあ、誰かさんが堂々と「神は死んだ」と広言してから久しいのだから、一世紀以上経つのだ。だから、そんなこと書いたって誰も驚かないさ・・・でもなあGGIよ、やっぱりこの話、念のためオフレコということにしておいてくれ、最近は関連業界が結構うるさいんだ

わかりました、神さま。でもボク、困るんですよ。いきなり何の前触れもなくお迎えに来ていただいても・・・

何をいっているのだ、おまえはいま明鏡止水の境地にいるのだろう、さっきおまえの友人にそう言っていたではないか、なんのわだかまりもない澄み切った静かな心になっていたのだろう、澄みきった心になっているのなら、いつお迎えが来てもいいではないか、お迎えを受け入れる絶好のチャンスではないか

神さま、そんなムチャをおっしゃらないでください。だってボクは、ほんのさっき明鏡止水状態になったばかりなのですから、澄みきった心にはまだ慣れていないのですよ。それにボク、今日はまだあれこれ用事があるのです。おカネがなくなったからこれから近くの郵便局に行って、それから郵便局の近くのスーパーに行って、そらからスーパーの近くのマンションにいる知人のところに寄って、それから・・・とにかく今日はダメなんですよ、いくらお迎えに来られたりしても・・・

そうか、それでは今日は止しにしておこう。でも、いつまでもお迎えが来ないなんて思ってはいけない。東京オリンピックまでは生きていたいなんてムシのよいことを考えるでないぞ

ボクはオリンピックなんていう亡国大運動会なんかにはまったく興味ありませんから、そんなこと考えたりはしませんよ

では、大阪万博までは生きていたいなんて思うでないぞ

あんな半世紀以上前の二番煎じなんて、成功するはずがありません。だから、そんなことを思ったりいたしません。ですから、神さま、ご心配なく

でも、大阪にカジノができるまでは生きていたいなんて思っているのではないのか?

だいじょうぶです。先日ボクの知人で、韓国のカジノに入りびたり親父の遺産をそっくり貢いでしまったという人物から話をききました。彼は自分の身上をつぶしただけでなく某製紙会社の御曹司や某プロスポーツの有名選手にもカジノの手引きをしてやって、身上つぶさせてしまったと笑っていました。カジノは天国と地獄と狂気が共存するこの世のものとは思えぬ素晴らしいシビレル世界だということでした。だから、一度は天国と地獄を同時に味わってみたいものだと、カジノ誕生まで生きていたいものだと思わないこともないのですが、でも先立つものがなのでご心配なく・・・

そうか、でもGGIよ、神は死んでも死神は死なずだぞ、このことは忘れるでないぞ

分っておりますよ、神さま、そのくらいのことは・・・

GGIよ、メメント・モリだぞ、わかっておるな?

御意でございます、神さま

では、また近いうちに会おう

いえ、神さま、神さまはたいへんお忙しくしておられますから、どうか無理なさらないでください。しばらく疎遠にしていただいて結構です

なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・

グッドナイト・グッドラック!