1月20日のトランプさん大統領就任を前にして、日本のマスコミもいったいこれからどうなるのと大騒ぎのようでありますが、米国には何もトランプさんのようなムチャクチャに歴史を引っ掻き回そうとする政治家だけがいるわけではありませぬ。
まだまだ、ニッポンの政治家よりも志の高い、見識と実行力を併せ持った政治家がいるのです。それはあのバーニー・ダンダースさんです。
移り気な日本のマスコミさんのせいで、はずかしながら熱烈応援した(つもりであった)サンダースンさん、彼が民主党が大統領選で負けてしまった後どうしているのか、GGIろくに気にかけておりませんでした。まことに恥ずかしきことであります・・・・
そうしましたら先日、親切なるコメンテーター氏から、「日本の大マスコミはロクに報道していないようだけれど、あちらでは、サンダースが大統領予備選において目玉政策としていた 公立大学の授業料無償化がニューヨーク州の公立大学で実現する運びになったというニュースが大きな話題になっているのだ、GGIよ、何をボケておるのだ」という貴重なるお知らせがありました。
このような大切なニュース知らなかったとは、これはまことに恥ずかしきことであることよなあと、反省しながらネットさんのお世話になりましたら、日本では日経新聞や東京新聞などが簡単ではありますが報道しておりました。またCNNは1月3日に行われたニューヨーク州知事の会見の様子を映像でも伝えています。クモオ知事による会見にはサンダースさんも同席しており、最後にサンダースさん、この動きを全国に広めると快気焔、熱烈聴衆をまえに熱弁を振るっていました。彼の登場で会場は嵐のごとき大歓声と万雷の拍手、サンダース未だ大健在でありました。ニュースの具体的内容は文末に、日経、東京新聞、CNNのサイトを記しておきましたのでご覧になってくださいませ。
米国では大学や大学院の進学のため、学生自身がローンを組んで借金するのが一般的であり、そのため平均3万~4万ドルの借金を背負って社会に出ることになり、その負担の大きさが社会的問題となっています。このため、昨年の民主党の大統領予備選でクリントン氏と争ったサンダースさんは、彼の中心的政策のひとつとして、公立大学の授業料の無償化を挙げていました。クリントン氏は最初このサンダースさんの政策を疑問視していたのですが、若者が熱烈にこの政策を掲げたサンダースさんを支持していたため、後に自分の政策として取り入れました。
サンダースさん、選挙には敗けても、こうして自分の政策を実現していくのです。このような政治家がいるかぎり、トランプさんのような政治家が出てきて一波乱、二波乱あっても、米国の民主主義が大きく道を踏み外すはずはないであろう・・・・と言っては楽観的すぎるのでありませうか・・・
以下、東京新聞のサイト
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201701/CK2017010402000191.html
以下、日経のサイト
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM04H8G_U7A100C1FF2000/
以下、CNNのサイト
http://money.cnn.com/2017/01/03/pf/college/cuomo-new-york-free-tuition/
グッドナイト・グッドラック!