先日、5月11日の日記に、GGIが知人に押し切られて袴田事件を題材にした映画の上映会を行うことにしたと書きました
上映会の会場は市の公共施設の視聴覚室、定員50人~60人ぐらいの部屋です、この上映会開催のことを知って予告記事を書きたいからと、京都を本拠地とする地方紙の記者が電話で聞いてきました
袴田氏の第二次再審請求が認められ再審(やり直し裁判)の開始が決定されたのが3月27日、同日に袴田氏が釈放されましたので、記者さんが申しました
「5月下旬の上映会開催なので、この企画、グッドタイミングですよね、結構人が集まるんじゃないですか、会場はどのくらいの大きさですか?」
「さあどのくらいかなあ、定員50人ぐらいからなあ」
「だいじょうぶですか、そんな大きさで・・・それに無料での開催でしょう」
「[だいじょうぶ、だいじょうぶ、オレのやることで、人が集まり過ぎて困ったなんていうことはないから」
この記者さん、マジメに「映画を観て冤罪問題を考えよう・・・」などとちゃんとした予告記事を書いてくれました、まことにありがたきことでありました
そして当日とあいなりました
やっぱりたいして人は集まりませんでした、最少催行人数ぎりぎりというところでありました、名古屋を本拠地とする地方紙の記者が取材に来ていたようでしたが、映画の途中で帰ってしまったようでありました
そうだよなあ、こんなたいして人が来ていないさびし~い映画の上映会なんて記事にしようがないよなあ・・・・無理もないよなあ、途中で帰ったりしても・・・
かようなしだいでありましたが、それでも、湖国で起きた冤罪事件であり日弁連も支援しているものの湖国の人々にもあまり知られていない「日野町事件」と呼ばれている事件について、関係者が映画の上映が終わったあとに話をしてくれましたので、この上映会も少しは意味があったのではないか、などとちょっぴり自己満足しておりました
そうしましたら、何日かして知人から電話がありました
「おい、上映会のこと、あの記者が記事にしていたぞ、参加者は30人、と大水増しして書いていたぞ、まことにありがたいことや、それに写真入りやった、パラパラッとしか観客の姿が見えない会場で、GGIがダブダブのジャケット着て、なにかボソボソ話している姿が写っていたぞ」
記事にしてくれるとはまったく思ってもおりませんでしたので、まったくありがたきことであります、でも記者さんよ、GGI様の写真を撮るなら前もって言っておいてよね、そうしたらもうちょっとはシティボーイらしくオシャレのひとつぐらいしないでもなかったのに・・・・
決して、新聞記事になればいいというものではありませぬが、朝毎読産、全国紙諸氏はまったくダメでありました、何の反応も示しませんでした、はじめから分かってはおりましたが、あらためて全国紙のダメさ加減を実感いたしました
湖国の弁護士会にも丁寧なる案内状を差し上げ、湖国の弁護士諸氏も冤罪の温床である代用監獄(被疑者を拘置所にすぐに移さずに長期間警察の留置場に閉じ込めて四六時中強引な取り調べを行う仕組み)の廃止、取り調べの全面可視化(すべての取り調べの様子を録画または録音することを義務付ける制度)の実現に向けて尽力されたいとお願いしておいたのでありますが、まったくの無反応でありました
今夜の写真は上映会で配った袴田事件など冤罪問題に関する資料集の表紙です、でも、たいして人はこないよなあ、なんて思いながらも、できればたくさん来てほしいなあと、かなりの部数を用意しておきましたので、わかりきったことでありますが、結局はどっさり余ってしまいました・・・よろしければクリックしてご覧くださいませ
グッドナイト・グッドラック!