UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

「特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律案」、あるいはバッコするイナカ政治家たち

2014-05-15 01:48:08 | 日記

みなさん、今日の毎日新聞によれば、国会で今月中に「特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律案」が審議入りするのだそうです。ホテルやショッピングモール、劇場などが付属する統合施設(インテグレーテッド・リゾート)とすることから、頭文字を取ってIR推進法案と呼ばれているそうでありますが、これはいったい何の法律なのでありませうか

 カンのよろしいかたはもうお気づきでありませう
そうです、特定複合観光施設区域などともっともらしい言葉を並べておりますが、これは要するにカジノ賭博解禁法案であります

 この法案の提案者は国内でカジノ賭博を公認すれば外国からわんさと観光客がやって来るのでガッポガッポとお金が入るし、雇用も増える、だから立派な経済振興策であると言っているようであります、アベ君がいうところの新成長戦略の一つかもしれませんが、何とも品なき安易でお手軽な経済政策なのであります・・・・

 実はこの四月の末に、あのお騒がせハシモト君が、開発に失敗して放置されている大阪湾の人口島「夢洲」にカジノを誘致し、東京オリンピックに合わせて2020年に開業するという計画を発表していました。ハシモト君、「東洋のベニスを目指す」などと意気込んでおります

 今夜の写真はハシモト君のカジノ誘致計画の記事(朝日)です、よろしければクリックしてご覧くださいませ

 GGI、この記事を目にしたとき、ハシモト君、大阪都計画はどうしたんや、もう実現する見込みはないし、次はギャンブル計画か、カジノ誘致なんていう品なき安易な政策しか思いつかんようでは、やっぱり未だに右肩上がりの経済が忘れられないイナカ政治家やなあ、と思ってしまいました

 でも、まあこんな計画、実現するはずないだろう、ホラを吹くのもええかげんにせえ、などと思っていたのですが、実はそうではなかったのです、先に記しましたように、カジノ賭博解禁法案が今月から国会で審議されることになっているのであります、自民党や維新の会のセンセイ方が動き回っておられるようでありますから、この法案、成立する公算は大であります

 しかしながら、今日の毎日新聞の記事の中身を読んでいて、もっと驚きましたのは、大阪市だけではなく、北は北海道から南は沖縄まで、全国で20近くの都市がカジノ誘致を目指しているそうであります、あいかわらず安易でインチキな金儲けしか考えないアホな政治家が東京や大阪も含めて日本にはあふれかえりバッコしているという事実にGGIは深い衝撃を受けました

 世の中、集団的自衛権がどうのこうのと喧しいのでありますが、日本の政治の貧困、政治家のレベルの低さ、知性の欠如、品性のなさ、アホさ加減を如実に示しているという意味においては、カジノ・ギャンブル解禁は集団的自衛権の問題以上に深刻な問題であるというのが、憂国の士GGIの正式見解であります

 えっ!GGIは憂国の士だったのか、知らんかった!と冷やかしの声が聞こえてまいりそうでありますが、とにかく今夜だけは憂国の士であります・・・

 グッドナイト・グッドラック!