『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

大塚 萬劇場『La Rossa』

2013年10月18日 | Weblog
今日はJR山手線大塚駅から、北口を出て徒歩5分ほどの所にある萬劇場へ行き
劇団で一緒にやっていたサヤカ先生の出演する『La Rossa』
http://yorozu-s.sub.jp/blog/ai1ec_event/lunarpunk-%E3%80%8Cla-rossa%E3%80%8D/?instance_id=
という芝居を観て来ました。
原作は不詳。作、演出をやっている本多英一郎氏のオリジナル作品かも知れません。

時代背景や、シチュエーションも良く解らない作品。
いわゆる前衛的な作品の類でしょう。
寺山修司の天井桟敷や、唐十郎の状況劇場、早稲田小劇場の鈴木忠志、黒テントの佐藤信
を彷彿させる、アングラ的な芝居を模倣しているような作品でした。

かつての天井桟敷から後に独立して、『東京キッドブラザース』を立ち上げた東由多加や
根津甚八や渡辺いっけいらを輩出した『状況劇場』みたいな集団になれば楽しみです。

が、芝居はとにかく見ていて疲れた。
芝居のコンセプトが良く解らない・・・・というのが正直な感想です。
ストーリーはそれなりに判りましたが、芝居の流れがとにかく判り辛い。

素人の意見を言わせてもらえば、「欲張りすぎ」。
役者の演技もしっかりしていたので、じっくり見せるシーンは、それなりに観られた。
ところがダンスあり、殺陣あり、唄ありで芝居に落ち着きが無い。
そのうえ、つまらないギャグで笑いを取ろうとしているから、逆に白ける。

コメディーなら、徹底して笑いを追求しないと観ている方は芝居に入って行けない。
芝居って、観客を芝居の中に引きずり込むから、観ていて楽しいのであって
何だか、自分たちの芝居の何を見て欲しいのか?
良く解らないうちに終わってしまった気がする。

さやかちゃんも、良い役どころだったのだろうけれど、今回は彼女らしさが
芝居の中で見られ無くて、ちょっと残念だったかな?
相変わらず、ダンスは群を抜いていたところは流石だなと思ったけれど
舞台が狭くて、ダンスもダイナミックさに欠けてしまって残念だった。

最近、芝居や音楽をやっていて思うようになったのが「お客さんに伝える」という事。
これはテクニックも重要だけれど、それ以上に気持ちと言うか・・・・
観ている人、聞いている人の心を揺さぶる演技や演奏をしたいなぁと
稽古や練習に取り組む時の意識が変わってきた。

これは会社の仕事でもそうなんだろうけれどね。
今日の芝居は、「どうだ!」みたいなものは感じたけれど、それだけだった。
サヤカ先生には申し訳ないけれど、今年観た芝居の中では一番つまらなかったかな?

彼女はやっぱり、コメディーや正統派の芝居が向いている気がしました。
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