『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

やるべき事は全てやった

2017年03月26日 | Weblog

今日は最後の稽古。
昨日の『慢心』を反省して、今日は気持ちを入れて稽古に臨みました。
稽古の前に、座長に呼ばれてその事を話しました。
座長は微笑みながら、その話を聞いて肩を叩いてくれました。

今日も2回の通し稽古をやるのかと思っていたのですが、
急遽予定を変更して、昼過ぎに来て頂いた石崎先生の最後の指導。
いつも思う事ですが、石崎先生が皆に『魔法』をかける。

今まで、まずは自力でやらせる。
そして最後に『魔法』をかけて、皆に自信を付けさせる。
これが本当に見事で、みるみるうちに唄の雰囲気が変わる。

この先生、唄や芝居の指導だけじゃなく、会社のような組織でも
社員をその気にさせて、能力を引き出すんじゃないでしょうかね?
元社長だったオペラおじさんと、そんな話をしていました。

ところがここ数年、僕にはその魔法をかけてくれません。
先生に訊いたら『まだ自力でやれる人には何もしない』と言う。
いわゆる『伸びしろ』が、まだあるうちは・・・・と捉えています。
嬉しいけれど、結構つらい部分もありました。

そして今日は、最後の通し稽古で、今まで稽古でやってきた事、
座長や先生からのアドバイスを全て頭に入れて、思い切りやりました。
とりあえず『ギリギリの及第点』を貰ったと言うところでしょう。

稽古終了後に、先生から
僕と主役の二人が、この芝居を引っ張って行かないとダメ、
今回の芝居は、それくらい僕たち二人の出来が芝居の出来を左右する、
そんなコメントを頂きました。

そんな通し稽古でしたが、最後に唄の部分の問題を指摘された。
ブレスを失敗した部分を先生は一つも見逃さない。
プロの目っていうのは、本当にすごいですね。
でも、自分で認識していた部分なので納得した。
これだけ練習してきたんだからミスをしても慌てずにやりなさい・・・・
と、ちょっと胸にズーンと来るアドバイスも頂いた。

河岡先生の演技指導も同じ。
やっぱりプロはアマチュアとは決定的に実力が違う。

僕は仕事でずっと、若い人に
『プロとアマチュアの違いを見せつけないと駄目』
と言い続けて来たから、尚更そういう事が判る。
もう一つ、
『出来ない自分を受け入れることから、成長する』
と言い続けてきたから、芝居における自分の能力不足は素直に受け入れてきた。
そのおかげで、少しずつですが、芝居が良くなってきた。
まだまだですけれどね・・・・・

でも、僕らはまず『一所懸命』やる事です。
『一生懸命』ではなく、まずは目の前にある課題を『一所懸命』です。

今日は、久しぶりに『やるべきことは全てやった』
そう思える稽古でした。
来週の本番が待ち遠しいです。

コメント
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