中国人が転売?“プレミア人形”買い占め騒動
京都の百貨店で3月31日、限定販売されたこちらの人形をめぐり、とんでもない事態が起きています。
京都が誇る老舗百貨店で31日、ある騒動が・・・
きっかけは、京都高島屋が「一人2体まで」を条件に、100体限定で受注販売した人形「ロリーナ」。
画家・中原淳一さんの絵を基に、京都の玩具メーカーが製作した「スーパードルフィー」と呼ばれる人形なのですが・・・。
【インターネットの書き込み】
「高島屋並んでるけど買えないです」
「購入できませんでした。すごいショックです」
並んだのに「買えなかった」という人がネット上に続出。一体何が?
人形の販売の様子を撮影した動画です。一人の男性が購入の手続きをしています。
ツイッターに投稿されたこの動画には、こんなコメントが。
【ツイッターのコメント】
「一人で買占めやん!一人で精算ずっとしてるよ。100体全部この人が買ったよ!ありえんやん」
なんと、一人で100体全てを購入したというのです!
人形は1体12万4200円で販売されていましたが、一人の男性客が総額1200万以上かけ、全てを購入。
2体までと制限があったのに、なぜ一人で全て購入できたのでしょうか?
高島屋によると、31日午前9時15分時点で約200人の列ができていました。
9時40分に、先に並んでいる人全員が「2体買う」と言ったため、先頭から50人で整理券の配布を終了。
10時の開店と同時に先頭の50人が店内で購入の手続きを始めると、先頭の男性があとの49人全員分の支払いをしたということです。
【街の人たち】
「『そんなに売れるの?』っていうのと、ちゃんとファンの人が手に入れられなかったのがかわいそうだなと。欲しくて並んでいた人もいるやろうし。泣いていた人もいたって、買えなくて」
Q.どういうところが魅力ですか?
【スーパードルフィーのファン】
「球体関節で関節が動きますので、好きなポージングができるのと、顔がものすごくリアルで美しい。スーパードルフィーの元々のファンの方は一体も買えなかったという情報なので、すごくお気の毒だと思います」
この人形を購入するために、福岡から駆けつけたと話す中国人留学生は・・・
【福岡県から購入にきた中国人留学生】
「本当に、非常に残念です。スーパードルフィーは有名ですね、ドール業界では。中国では以前よりも非常に人気があります」
このスーパードルフィーは販売数が少なく日本でしか購入できないため、中国でも人気があり、この女性によると先頭の集団は中国人が多かったと言います。
【店員】「三、四、五、六、七、八…」
【客】「我没写,他没給我写的(私はまだ書類をもらっていない)」
確かに会場で撮影された動画には、中国語が飛び交っていました。
大量購入された人形はどこへ?
報道ランナーの取材班が調べたところ・・・
【記者】
「こちらは中国のネット通販サイトですが、日本円で約14万円7000円で販売されています」
なんと、中国のネット通販サイトで、定価より2万円以上高く販売されていたのです!
さらに、2日午後4時半時点で33件の取引が成立し、在庫はあと57個だという記載もあります。
一人で代金を払った“あの男性”が転売しているということなのでしょうか?
通販サイトに問い合わせをしましたが、返信はありませんでした。
人形を購入できなかった中国人留学生は、販売の方法にも問題があったと話します。
【福岡県から購入しにきた中国人留学生】
「高島屋の責任者に聞くと、(朝の)5時半くらいはもう50人が来ていた(と言う)。(会場の皆は)『あり得ない』と怒っていた。スーパードルフィーは転売禁止です。なんで高島屋が50人分を通したのか不思議ですね」
多くのファンを悲しませた今回の出来事。
5月には東京の店舗でも販売される予定で、高島屋は「対策を講じたい」と話しています。
関西テレビ
***************
特にコメントはありません