THE WORLD IS WATING FOR THE SUNRISE

地球が普通の人の棲む惑星になることを夢見て

スタートレックⅥ

2014-08-17 02:17:25 | 映画

十日くらい前に買ってほったらかしだったDVD、昨日観ました。

これが初代クルー最後の作品らしいですが、テレビシリーズから

見てきた私にはとても寂しい気がします。

話はクリンゴンの月が爆発して、クリンゴンが危機的状況になったのを

機に、連邦軍との和平交渉が本格化したのですが、そのクリンゴン星人の

エスコート役を、退役間近だったカーク艦長らが任されました。

息子をクリンゴンに殺され、彼らを全く信用してないカーク艦長は、

当然全然気乗りがしなく、あまり打ち解けることが出来ずも、

何とか役目を終える寸前だったのですが、和平交渉に反対するグループの

陰謀により犯人扱いされ、クリンゴンに捕らえられ極寒の流刑地に送られるという

展開でした。その後のストーリーはまだ観ていない人のために省略しますが、

この物語を観て思ったのは、これは今の地球人の抱える問題そのものの

ような気がしました。地球のあちこちにある宗教、民族対立による絶えることのない

戦争は、家族や知人を殺され、憎しみと復讐心渦巻く野蛮な世界。

それでも和平交渉のきっかけをどこかで見つけようとする本能。

しかしそれを妨げようとする、戦争によって潤う勢力。

映画と現実は完全にシンクロしてるように感じました。

アルカイダがかつてアメリカから支援を受けていたという現実。

それは今も続いていないとは言い切れない。

戦争は、それをすることによって誰が一番得をするのか、という視点から

その要因を一つ一つ取り除いていけば、いつかは無駄なことだと誰もが

思うのではないでしょうか。

映画の最後の方でカーク艦長は、暗殺されたクリンゴン総督が言った

言葉を信用できるようになりました。



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