線香花火には、実は関東と関西で違いがあった?!
集英社ハピプラニュース 7月29日(月)15時5分配信
日本の夏の風物詩と言えば、庭先での線香花火。火玉がパチパチと火花を散らし、最後にはポトリと落ちてしまう...。その姿と印象的な香りは、どこか切なさをも感じさせます。そんな線香花火ですが、もともとは、関東と関西で素材や作り方に違いがあったのをご存じでしょうか?
日本で唯一、関東と関西、両方の線香花火を製造している福岡の「筒井時正玩具花火製造所」によれば、線香花火のルーツは関西地方。ワラスボ(干した稲を束ねたもの)の先に火薬をつけ、それを香炉に立てて火をつけて遊んでいたことが始まりとされています。米作りが盛んでワラが豊富にあった関西地方では、ワラスボの先に火薬をつけただけのシンプルな「スボ手牡丹」と呼ばれる線香花火が、300年以上形を変えずに親しまれてきたのだそうです。
そして、この「スボ手牡丹」のワラの部分を紙に代用したのが、紙すきが盛んだった関東の線香花火「長手牡丹」。一般的に日本人がイメージする、紙製のカラフルな持ち手の線香花火です。紙で作ることができるので、スタンダードな線香花火として関東から全国へ広がったといわれています。
現在では中国製の安い花火におされ、日本で線香花火を作っているのは3社だけ。関西流の「スボ手牡丹」の製造・販売は「筒井時正玩具花火製造所」のみとなってしまいました。国産の線香花火は火玉が大きく、火花が4段階に変化するのが特徴。今年の夏は、日本の線香花火を手に、楽しんでみてはいかがでしょうか。
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最後に線香花火をしたのは子供がまだ小さかった14、5年位前。
その頃の線香花火はショボかった。
火玉はそれほど大きくならず、飛び散る火花は小さく密度も薄い。
その上すぐ玉が落ちてしまう。それに比べれば私の子供の頃の
線香花火の方が見ごたえがあった。火玉は大きく火花も
大きく開き、閃光時間もはるかに長かった。
何時までもしていたい楽しみがあった。昔と今では
作ってる国が違うのか、コストを下げたせいなのか知らないが、
線香花火をこれほどつまらなくした大人の責任は重い。