不明登山家の遺体発見=北アルプス・槍ケ岳―長野
長野県警は7日、長野・岐阜両県にまたがる北アルプス・槍ケ岳(3180メートル)の槍沢付近で男性遺体が見つかり、行方不明になっていた著名登山家で山岳ガイドの名越実さん(65)=広島市安佐北区あさひが丘=と確認したと発表した。(時事通信)
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毎年必ず海や山で誰かが事故で亡くなります。
山では年齢層が青年期中期以降に偏っています。
私の言う青年期中期とは30代から50代を指しますが、
30代はともかく、40代以降は劇的に体力、筋力が衰えていく
ようです。私も45歳ごろ仕事してて力が無くなったなぁと感じ始めたし、
50代以降は年々筋力の衰えが加速してるように感じます。
毎年海や山の事故が絶えないわけですが、その原因の一つに
体力の衰えに対して、そのレベルに相応しい山を選択する判断力の
無さががあると思います。
登山家であれば普段からトレーニングして体力には自信があるのかも
知れませんが、それでも20代30代の持久力、瞬発力を維持するのは
無理と思われます。なので、山に登る前に、自分の体力にみあった山で
あるかどうかの判断力、それに加え天候の変化から、起こりうる
現象を予測する判断力。+危険と感じたら無念でも中止にする判断力。
自然を相手にする登山家ならそれくらいの判断力を研ぎ澄まさなければ
事故はなくならないのではないでしょうか。