THE WORLD IS WATING FOR THE SUNRISE

地球が普通の人の棲む惑星になることを夢見て

ラジオ聴いてて気になったこと

2014-11-03 23:53:49 | どーでもいいこと

「未来授業」と題した、日本や世界の第一線で活躍してる人を講師に迎え、

若者たちの質疑に応じる、といった内容の番組があって、

漫画家のヤマザキマリさんの時間に遭遇した。

漫画も映画もほとんど知らない私は、ヤマザキさんの半生を初めて知り、

興味をもってウィキペディアで検索してみた。

ラジオ放送で聞いた限りは、波乱に満ちた人生のようにも思えたが、

ウィッキーさんを読んでみると、それは極自然な、川の流れのような

人生にも思えた。生まれ育った環境、親の教育、価値観が大きく影響してるようだった。

ただ放送を聴いててちょっと気になったのが、若者の反応だった。

失敗することの不安からか、ボーダーを設定し、乗り越えられないでいる

自分に対して劣等感を持ってしまっていることだ。

やりたいことが出来ない。でもやりたい。

そんな葛藤の末、結局好きでもない仕事に就き、

歯車の一部として生きていくことが、ヤマザキさんと比較すると

惨めな生き方に思えるらしい。

でもホントにそうだろうか?

人間が生きていくためには食糧がいる。

車も要る。衣服も要る。

それには野菜や穀物を作る農家の人や、

車の部品を作る工員の人や、

糸の原料となる綿を栽培する人たちの

地道な努力があって初めて可能なことなのだ。

当然これはほんの一部で、社会は何万という職種の陽の当たらない

人たちのお陰で成り立ってることは、誰もが納得することだろう。

だからたとえ自分の職業がマスメディアに注目されなくても、

自分を卑下することなど全く無いのだ。むしろ誇りをもってほしい。

むしろ、マスメディアで注目される芸能人とかアーティストとか

呼ばれる人たちは、平和な社会があるからこそ、その上であぐらをかいて

ふんぞり返っていられるわけで、戦争でも起これば、彼らの居場所は

無くなり、お米を作る人よりもエライとは言いがたいものなのだ。

これが銀河社会の常識だけど、欲に縛られた地球人の心は

見てくれだけで人を判断してしまう傾向が顕著で、そこから脱却する兆しは

いまだ見えてこない。

もしかしてだけど、

全ての国民が、自分のやりたいことだけをやろうと実際に実行したら、

社会はどうなってしまうのだろう?



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