体力的な限界を感じ、退職を申しでたものの、もう少しもう少しお願いが
ずるずる長引き、あっという間に2、3年が過ぎてしまったけど、
ようやく現職引退の期日が見えてきて、新たな道を探検できる段階に
なってきた。とはいうものの、
夢と現実の狭間で何一つ確定していない今後の事で、これだけは絶対確実と
言える事がある。それは、
ディアゴスティーニの寅さんシリーズを完買する事。
今の日本から消滅しようとしてる日本人の心を、一人の喜怒哀楽の
激しいフーテンの寅さんと、その家族と仲間で描いた世界は、
寅さんを応援したり、同情したり、時には失望しながら
ある種理想の世界を見せられていたような気がします。
おそらく、この作品を嫌いな日本人なんて一人も居ないんじゃないかと
思える山田洋二監督の世界に誇れる日本映画の傑作だから、
初めてテレビでCMを観た瞬間、買う事は義務だと思いました。