イスラム国殺害脅迫 湯川さん殺害か? ネット上に後藤さんとみられる画像
産経新聞 1月25日(日)0時29分配信
イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」に拘束された後藤健二さん(47)とみられる男性が、湯川遥菜(はるな)さん(42)は既に殺害されたとの声明を読み上げる画像がインターネット上に掲載された。安倍晋三首相は25日未明、関係閣僚会議の冒頭で「このようなテロ行為は言語道断の許し難い暴挙で、強い憤りを覚える。断固非難する」と述べた。これに先立ち、菅義偉官房長官は官邸で緊急の記者会見を行い、配信を確認するとともに「残る後藤氏に危害を加えないよう、直ちに解放するよう強く要求する」と強調した。
画像は日本時間の24日午後11時すぎに投稿。後藤さんとみられる男性は、首を切断されたように見える別の男性の写真を掲げ、英語で「仲間のハルナ・ユカワがイスラム国の土地で殺された写真」と説明。
声明で犯人グループは、後藤さんを解放する条件として従来の身代金要求を取り下げ、代わりに自爆テロの共謀罪で、ヨルダンで死刑判決を受け収監中のイラク人、サジダ・アルリシャウィ死刑囚をヨルダン政府に釈放させるよう要求した。
これを受け、政府は25日午前1時すぎから関係閣僚会議を開催し、情報の収集、分析を進めるとともに、今後の対処方針について協議した。
菅氏は会見で西村泰彦内閣危機管理監と谷内正太郎国家安全保障局長に対し「関係省庁と連携して情報収集などしっかり対応するように」と指示したことを明らかにした。
イスラム国側は今月20日、身代金2億ドルを72時間以内に支払わなければ、湯川さんと後藤さんの2人を殺害すると警告するビデオ声明をネット上に公表。中東を歴訪していた安倍首相がイスラム国対策として表明した2億ドルの支援を殺害警告の理由にしていた。
これに日本政府は再三、資金拠出が非軍事の人道支援であることを強調し、人質の早期解放に向け、イスラム国側の態度の軟化を促してきた。同時に、首相は「わが国は決してテロに屈することはない。国際社会と手を携え、卑劣なテロとの戦いに万全を期す」との姿勢を強調していた。
*********************
常識的に考えれば、重大な犯罪を犯した者の釈放など考えにくい。
野に放たれれば、また新たな犠牲者がでるのでは、という危惧がある。
しかし、
もし、
万が一、
彼女に自分の犯した過ちを反省させ、イスラム国のやり方が
間違いだったと気付かせることが出来たなら、
釈放も可能ではないだろうか?
容易なことではないだろうが、オウムのように普通の者が
殺人鬼になるくらいの洗脳技術があるなら、その逆も
全く不可能とも言えないだろう。洗脳というと聞こえは悪いが、
似非イスラム過激派には価値観の違う民族を許容できる
柔軟さが必要だ。この終わりの見えない悲劇を断ち切るために、
今地球人に必要なのは、武力に頼る改革ではなく、
対話による改革だ。