両親パチンコ中に２歳児事故死、「店にも責任」賠償命じる
2009年4月11日（土）02:19
パチンコ店から２歳の女児が外に出て交通事故で死亡したとして、客だった両親がパチンコ店経営会社などに約２３５０万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が１０日、福岡高裁であった。
牧弘二裁判長は会社の責任を認めなかった１審判決を変更し、「幼児同伴の客の入店を許す以上は、幼児の監護を補助すべき義務があった」として同社などに総額約６５０万円の支払いを命じた。
判決によると、大分市のパチンコ店に２００４年６月、２歳の男児と女児がそれぞれの両親と入店。パチンコ玉を運ぶ台車に女児が乗り、男児が押して店外に出て、国道を横断中に乗用車にはねられて女児が死亡した。
女児の両親は同社と男児の両親らを提訴。１審・大分地裁判決は、請求の一部を認めたが、同社については注意義務違反がないとして、請求を棄却していた。
控訴審判決で牧裁判長は「夫婦でゲームに興じ、女児を６時間も放置した原告の責任が最も重い」とした上で、従業員が幼児の面倒を見ると伝えていた点などを踏まえ、同社にも過失があると認定した。
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両親も、福岡高裁の裁判官も、パチンコ経営者も。
蒟蒻ゼリーといい遊具事故といい、自分の不注意を棚上げして
責任を他人に転嫁する風潮は嫌いだ。子供が壊れていく。
