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読売新聞 編集手帳 裁判員制度を「夢の製鉄法」騒動になぞらえる。

2009-05-21 | Weblog
5月21日付 編集手帳(読売新聞) - goo ニュース

※引用
5月21日付 編集手帳

 戦時中、「夢の製鉄法」騒動というのが起きている。発明家が畑のなかに砂鉄を盛り、アルミの粉を加えて火をつけると、純鉄が出来た。畑で製錬できれば高価な溶鉱炉は要らない。砂鉄は幾らでもある。これで戦争に勝てる…と軍部は色めき立った◆科学者は笑った。その方法は以前から知られていたが、鉄より貴重なアルミを鉄の10倍も消費する。〈一台の戦車を作るのに百台の飛行機を 潰 ( つぶ ) すような話〉(中谷宇吉郎博士)であると◆政策の当否は、望める「効果」と支払う「費用」で決まる。裁判員制度も例外ではない◆刑事裁判に国民の視点や感覚を反映させる「効果」は理解できる。「費用」はどうだろう。初年度だけで約80億円という国費のことではない。仕事のやりくり、人を裁く重圧、ときに残酷な証拠写真を見つめて負う心の傷もあろう。〈一台の戦車を作るのに…〉。中谷博士の 比喩 ( ひゆ ) が脳裏によみがえり、小欄では何度か制度に疑問を呈してきた◆裁判員制度がきょうから始まる。純鉄の産出量と、アルミの消費量--その均衡もしくは不均衡は、3年後の制度見直しまでに明らかになるだろう。
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