学校 『攻め』と『連携』

公立小中学校の強みは,家庭・地域と連携できること!
連携のための『攻め』は「学校の誇り」づくりで!
 

ダバダバダ♪ダバダバダ♪

2007-07-16 | Weblog
     「母の涙」
ここに来て
生まれて初めての母の涙を見ました
とても申し訳ない気持ちと
やらなければよかったという後悔だけが残り
うなだれて母の前を去りました
今後、母の涙を見るときは、楽しいときに見たいと思う 
(少年院から届いた詩集「雨の降る日はやさしくなれる」平凡社)

母の愛
 人は母から、人に感じること、人を信じること、信じる人に集中することなど、人とともに生きるときの基本をもらって性格や性向をつくりあげ、それが行動・行為を左右する。

女性の脳
 男性より小さく軽いが、シワの曲がり方が細かく複雑。
左右の大脳を結ぶ脳梁と呼ばれる神経の束が男性より20%も太い。この部分には視覚中枢から左右の脳を連絡する神経が通っている。視覚に関して左右の脳の情報交換がよいことになり、感情と理性が統合されてあまり意識をしなくても、細かく物を見られる。
 女性は、直感に優れ感情的だから局地的・直接的な闘いを好むのでしょう。

男性の脳
 狩猟生活をしていた大昔から、男性は仕留めた獲物を家族のところまでもって帰るための方向感覚が必要だったので、これが優れたものとその子孫が生き残ったと考えられる。空間の認知能力や方向感覚が優れているといえるが理由ははっきりしない。男性の脳は方向感覚、空間的なアプローチに優れ、推理力にも富んでいるといえる。
男性は大局的に先を読み、バランス感覚に優れた闘いをするといえる。

パロディー・男と女
 男は横一列で女を見る傾向があるから、「君が一番好きだよ!」と誰にでも言える。女は縦一列に男を並べる。一番のヤツが下のものを隠してしまう。つまり、過去を忘れられる。
男の浮気はすぐばれるが、女の不倫は本気なのでばれにくいという。欲情の男の浮気は、感情と理性が統合されて直感的に状態を観察できる女性の特性によって暴かれるとか。

ここにも妖怪がいた―パロディ「苦情さまざま」―

2007-07-15 | Weblog
 「担任をとりかえてくれ!」とはよくある要望だ。
「給料は出ませんが一週間でけっこうですから担任に手本をみせてやっていただけますか? お願いします」と答えたことがあった。
――現場のことは、現場の具体的な行動で解決するしかないので、言葉では伝わりにくいから、具体的にやって見せてもらおうというわけです。「私は……の学級経営をします」という方針を出して、生徒と保護者で担任を選ぶという学級担任選択制も考えられるが、やってみなければわからない。単なる人気投票、人数や教員の影響力のかたよりの問題など別の課題を解決しなければならなくなる。

 「生徒が自転車を止めていったので取りに来い!」
 自転車通学が廃止されている学校のためか、毎日のように住民からの電話がある。
「子どもたちがご迷惑をかけていると思いますが、他人の自転車を持ってきてしまうと状況によっては占有離脱物横領を教員にやらせることになってしまうんですが……? 警察でさえも『持ち主は何日以内に片付けなさい』という付箋をしばりつけ何日か放置します」
――名前がはっきり書いてあるのでしたら取りに行ってもいいんです。それでも、教員は授業を自習にして取りにいくことになるのです。自転車には鍵がかかっている場合が多いので運ぶとなると軽トラックか二人がかりでとりに行くかなのです。

 「歩道をはみ出して登校している。指導しているのか?!」
「学校は歩道からはみ出せと指導はしていません。子どもたちが校門をくぐるまでは学校の子であると同時に、家庭の子・地域の子・社会の子です。見た人がしっかり指導して学校に送りとどけてください」
――せめて、はみ出すことになってしまった理由ぐらい聞いてやってください。子どもの言い分をしっかり聞いてやらないと思春期の子に無礼だと思うのです。住宅団地から歩行者用踏切を渡ってくる生徒と手前の住宅街から湧いてくるようにおおぜいの生徒が一本の通学路に集まってくる。その間に二つの小学校があって、児童が歩道を行きかう。そのなかで、中学生は小学生に歩道を譲って学校に急ぐのだ。       
 「靴箱に鍵をつけてくれ!」
「鍵をかけてしまっておかなければならないような靴は学校にはいてこないでください。そんなに心配だったらはだしで学校にくれば靴がなくなることはありませんよ。私は霜が降る季節になるまではだしで学校に行きました」
――はだしで学校に通っていた時代があったことをなつかしく思い起こさせてくれた電話でした。

 首をかしげたまま元に戻らないような質問もある。

「高校の入学金が払えないので工面してくれ!」
「学校は金銭の銀行ではなく、知・徳・体の銀行です」と答えたが意味は通じなかったようだ。
――この母親は、「できれば払わなくてすむように私立高校と交渉してくれないか」とも言った。できることなら私もそうしたい。

 「便所がくさいのでなおせ!」と二つの政治がらみの団体から要望があった。そう言われても…と思ったが、
「元は使った人の臭いなんですけどねえ。便所の臭いってどんな臭いなのか確認できるのも学習だ。臭いのは私もいやです」
―― これでは答えにはならない。
 中学生のとき、「お前は背が大きいから肥桶を担げ!」と秋間先生に言われ、針ヶ谷、青鹿たちと学校の便所汲みをやった。いつもだ。女子便所の個室分はほとんど水分だが、男子便所は結構濃度が濃いので重い。校庭の先の生垣の根元に溝が掘ってあってそこに流す。「やってみろよ! おめーらーもやったんだから…よ!」と言ってやりたい臭さである。外から風に乗った臭さもあるが、衣服にも沁みこんでいるので、教室に行くとみんな鼻をつまむしぐさをする。「やってみろよ! おめーらーもよ!」でしぐさは終わる。でも、いい経験だった。

 「部活の顧問に専門家をつけてくれ!」という要望も結構多い。
「専門家を紹介してやってください。教育委員会に!」 
――部活動の指導の免許で採用しているのではないので、このことはいつも答えにくい。また、専門に近い教員が担当している部では、もっとレクリエーション的にやってくれないと家の子にあわないなどという電話をもらったりする。
 
 学校はいつもいじめられる。そこで働いている教員も同じだ。税金でやっているのだからというまわりの意識や、学校のことについてみんなが経験したところだからよくわかっているという安易感からくる錯覚でいろいろな質問、苦情、注文が後を絶たない。それだけ集めても本ができそうだが、記録が整理されていないことが多いので無理だろう。
 結論は「苦情」と思うことが間違っているということだろう。
「地域の学校として、地域の情報を聞く」
「親の付託を受けて教育にあたっている学校として親の願いを知る」
「教育活動についての意見をもらう」
「あずかった子どもの指導や活動についてのご注文をいただく」
「子ども情報と指導の成果について教えていただく」というように意識をかえてみたらそれで解決だと思うのだが…。そうもいかないですか。言うのは簡単だけどやるのは大変ということでしょう。親には言うだけでなく支援ボランティアとして手伝ってもらうのがよさそうです。(苦笑)                  

葉書「なべもの」⑱

2007-07-11 | Weblog
 綿雪や静かに時間舞はじむ(森澄雄)
 美しき夜となしつつ牡丹雪(森澄雄)
 森澄雄の句がしのばれる一日でした。キーホルダーと「文章」ありがとうございました。「ほめると頭がよくなる」はわかります。「人生はブラックコーヒーと同じ」半分わかったようなわからないような、そのうちわかるときがくるでしょう。キーホルダーはお守りにします。「何があっても大丈夫、大丈夫」といっているような気がして・・・。

 散るさくら 残るさくらも 散るさくら(良寛)
咲いている花がなくなった。当然、散る花もなくなった。花も美しいが、花筏、花明かり、花の雨、花曇りなどと日本語って咲いた花以上に美しい。パワハラをちょっとしたことでほめたら機嫌がよいので、ほめてかかわることにしました。パワハラは「みんながお互いにありがとうって認めあえる学校をつくりたい」とさ。「かんしゃくもち」の男は手のひらで転がしやすいのかもしれません。私の第二の人生はスナックのママかな。かんしゃくもちの男をいい気持ちにする練習をしよう。

不審者侵入

2007-07-04 | Weblog
西日の当たる花壇をひまわりが占拠している。不審者の背丈ほどだが競うように睨んでくる。時々、又三郎少年たちが通り過ぎるとその風にざわめいてみせるがすぐに睨んだ姿にもどる。ひまわりの花言葉は光輝・愛慕だという。神話の中では悲恋の花。「まあ、そうかな?」と多少の納得をして通り過ぎる。
 教室の窓を見上げながら左に折れて進もうとすると、整然としつらえた支柱が迫り、のぞくと大きなキュウリがぶらりブラブラいくつも並んでさがっている。「太いキュウリを刻んですりゴマと味噌であえた冷汁がうまかったなあ」冷汁を麦飯にかけて息もつかずにすすりこんだ子どものころを思い出した。少し進むと大きなナスが存在感のブランコ、ここもブランブランの風景になっている。このブランブランのたくましい実りを目にすると、「花壇だから花が咲いていなくてはだめだ!」という概念を覆してくれる。考えてみれば、学校にあって重要なことは見た目の美しさよりもどんな結実をするかということだった。
 さらに、ぶらりぶらりと歩いて、保健室、校長室、職員室の前を見つからないようにそっと通りすぎて突き当たると、子どもたちのいない遊具が静まりかえって息をのんでいる。遊具コーナーを守るように春日部の木に指定されている大きな桐の木がある。枝の先に実がたくさん着いているので殻を破ってみると種子らしいものが見当たらない。どの殻の中も空っぽだ。「俺の脳みそと同じだ」と不思議な仲間意識がわいた。桐は軽いが腐りにくいという。箪笥にすると何百年ももつ。人間も腐らないで気楽に軽く生きたいものだと思う。

不審者情報⑤ 

2007-07-04 | Weblog

 雨の降る日はやさしくなれる
   
雨の降る日は気分が沈む  
気分が沈むと楽しくない  
楽しくないと心が冷える  
心が冷えると口数が減る  
口数が減ると考える  
考えると自分の間違いに気づく  
まちがいに気づくと心が晴れる  
心が晴れれば楽しくなる  
楽しくなれば優しくなれる  
優しくなれたらそれがいい  
雨の降る日は優しくなれる               (昌士)

不審者も雨の降る日はたより読む
『学校だより』が机の上におかれると、「見出しに結論あり・指針あり」ときめつけてすばやく全校分をめくる。写真には目もくれずに、まず見出しだけを読み進む。そして、内容を表す見出しをひからびた脳みそに刻みながら①~⑧の例のように勝手に整理して、やがて、ゆっくりと読み始める。学校の姿がゆっくりと浮かんでくる。この浮かんだイメージが不審者のイデアを決めていく。

①学校自慢・特色ある学校づくり:「南極の空に羽ばたく校旗」「めざせ読書12000冊」「もったいないは美徳」
②子どもたちへのメッセージ・期待:「一日一日、一つ一つ」「家庭学習のすすめ」「言葉ってふしぎ」「底力」「ぐんぐん のびよ」「無駄な努力はない」「論より証拠」「遊ぼうよ 地球は僕らの 運動場」「朝食べて 勉強 運動 絶好調」「あなたは、今日一日 誰と一番多く会話をしたでしょうか」「記憶力の旬」「事故0を」「水無月」「輝ける人に!」「稲のように」「よいことはさらによく」「ゲーム脳」「夢の実現に向けて」「体験活動の中で誇りを築く」「学習ということ」「パトぞう連絡会」
③校内ニュース:「赤松二世」「今年も田植え体験」(写真が1面記事もの)「生きもの救出大作戦」「学生ボランティア紹介」「葛中花博計画始動!」
④解説:「全国学力・学習状況調査から」
⑤家庭教育・地域の学校:「ほめ方、しかり方」「家庭・地域・学校の連携から」「手の届く教育」「しつけ」「自ら学ぶ子どもを育てるには?」「学校応援隊募集」「燃える六月」「成長・感謝」「安心街づくりパトロール」「少年を守る会」「たらちねとかわずと それにつばくらめ」「一期一会」
⑥繰り返し効果:「早寝 早起き 朝ごはん」「教育に関する3つの達成目標」
⑦お知らせ:「教科書展示会」「子どもの教科書を見てみよう」
⑧学校の歴史:「元気な子ども 元気な学校」「36年の歴史」「5回目の誕生日」「開校記念日6.22」