外国のようなニセコでスキー 3日目

3日目。
7時起床。
着替える。ウェアに。
7時半からはゴーカイジャー。
8時からは仮面ライダーフォーゼではなく朝食。
昨日の夜からほかのお客さんが泊まってる。
そう、最初の夜は我々家族だけだったのだ、このペンション プチハウス505。
今朝は、4組。
3家族+1カップル。
今日はパンがうまくて何度もトースターで焼いて食べちゃった。
バスケットの中にあったたくさんのパンを4組の客で食べきった。ははは。

それにしても、今日もよく降ってる。雪雪雪雪。
とはいえ、9時前には出発してゴンドラへ。
ゴンドラを降りてちょっと上に行けば、初級者用のコースでまたゴンドラに戻ってくれるんじゃないかと考えたのだ。
インフォメーションで聞いてみる。「このゴンドラを降りて、この初級者コースに行くにはかなり登るんでしょうか?」と聞くと、その人がいろんなスタッフに聞いて、結果「ほとんど平らです。」と。
お、それなら行ってみよう。
と思ってまずゴンドラへ。
ゴンドラを降りてみると、なんか平らじゃないっぽい。登るっぽい。
その上、ゴンドラの1つ上のスィンギングモンキーというペアリフトが動いている。
よし、このリフトに乗っちゃえ。たしか上から初級コースで下りてこれたはずだ。
と思ってスィンギングモンキーに乗ったのだが、リフト左側に広がるゲレンデがほぼ新雪。
これは、我がファミリーには無理。板がきっとはずれて無くなるな、こりゃ。
上まで行くと猛烈な爆風。寒い。顔が痛い。飛ばされそう。
娘が「こわいこわい」と泣き出す。
妻と地図を見る。
左に行って、さっき見えてた新雪で急斜面のゲレンデを横切れば初級者コースで行けるっぽい。
と思って、「こっちだよ。パパの後を着いて来てね。」と元気よく叫んで進む。
が、誰も朝から滑っていない全くの新雪っぽい。
股下ぐらいまでの雪。
やばい、俺の板がなくなるぞ、これは。
というわけで、引き返す。
って言ってももうかなり下りてきてしまった。50mぐらい。
爆風で飛ばされそうだ。
妻と「リフトに乗って下りようか?」という相談。
新雪に足が埋まった状態で子供たちに板をはずさせ、板を持って斜面を登って戻る。きつい。きつすぎる。
その間も猛烈な横風。顔が痛い。体が本当に飛ばされそう。
リフトのお兄さんに、下りでリフトに乗せてくれないかと頼もうと思って小屋まで行こうと思っていたら、小学3年生ぐらいの集団を率いたおじさんが。
小学生は8人ぐらい。
そして、リフトを降りて右側の我々がさっき行ったのとは逆のコースに下りていく。
えっ? あんな小さい子たちをたった一人の大人が引率で下りていけるの?
リフト小屋のお兄さんに聞いてみる。
「あのぉ、こっちに行くと、圧雪されたコースなんですか?」
「そうですね。でも下りていくと花園コースに行っちゃいますけど。」
いや、ふつうに圧雪されたコースならば大助かりだ。ふつうに下りていけるだけで十分。
さっきの少年スキー団みたいなのの後をついて行こう。
行ってみると、おおっ、ちゃんと圧雪されているわけではないけど、それなりに下りていける。
それにしても、斜度は30度近いんじゃないか。
娘は「こわいよぉ、こわいよぉ。なんでこんな急なところを行かなきゃいけないの?」と泣き声で叫んでいる。
「どんな急な斜面だって、斜面に直角に滑ればぜんぜんこわくないんだよぉ」と、自分でもちょっとこわいと思いつつ娘に言って、先頭を滑っていく。
横風で雪が舞い上がり、視界が10mほどしかない。先がぜんぜん見えない状態で、ちゃんと圧雪されていない急斜面を滑っていく。
ほんと30度あるんじゃないか、この斜面。
おそろしい。
おそろしいぞ、ニセコよ。

しばらくすると、ちゃんと圧雪されたコースに。
助かった。
斜度も20度ぐらいに。よかった。

しかし、そこからさらに初心者用のコースを選んで進んだら、ここがもう、まっ平ら。
ぜんぜん進まない。
こいでこいでこいでこいで。
スケーティングでがんがん進みたいけど、子供たちはそんなテクニックがない。
親だけ先に行ってもしょうがないから、ただただストックで地面を押して進む。
つらい。
汗だくだ。

ひたすらこれが続いてやっと花園ゲレンデの下へ。
もうだめ。
ただ下りてきただけだけど、「もうだめだ。休憩しよう。」と言って休憩。
もはや、子供たちの体調がどうとかそういうことじゃなく、自分が限界だ。
休憩~。

ここのカフェテリアは気持ちがいい。
ガラス張りで外がきれいに見えて。
妻がコーヒーとマフィンを買って、そのマフィンと持ってきたアーモンドチョコを食べて元気を取り戻す。
かなりのんびりしてから再度ゲレンデへ。

しばらく花園にいることに決めた。
さっきの初級者コースはもうこりごりなので、中級者コース「ステァウェイトゥヘブン」へ。天国への階段か。
ここがまた、けっこう斜度があって、横風で視界が悪く、真っ白な中、こわいこわいと叫ぶ娘をなだめ、転ぶ息子を何度も抱き起こし(妻が。僕は先頭でコースを決める係なので)、けっこう大変。
雪と風さえなければ、それほど大変なコースじゃないんだけどなぁ。
というか、大人だけで来ていて、長い板に乗ってれば、俺にとっては大好きなコースっぽい。(僕は今、長さ1mしかないショートスキーに乗ってます。小学校1年の息子よりも短い。)

でも、今の状況だとかなりきつい。
楽しい、とは思えないなぁ、これ。
でも、あの初級者用コースよりはずっとましだ。あんな平らなコースよりは。

2本滑って昼食にすることにした。

カニラーメン。豚角煮ラーメン。
どちらもうまい。
カニラーメンは、ラーメンの上にカニの足がどかどか乗ってるのだ。すごい。
ほかのお客さんが頼んだチキンカレーは、カレーの上にどかんとローストチキンが乗っていた。あれは誤解されるぞ、外国人のみなさんに。
チキンカレーって普通はそういうのじゃありませんよ。勘違いしちゃいけませんよ。

でも、全部うまかった。
ここのスキー場はちょっと値段が高いんだけど、どこでなにを頼んでもおいしい。

食後にトランプ。
ババ抜き。7並べ。神経衰弱。ルールすらすっかり忘れていたゲームを子供たちとやる。
実際、スキーよりもトランプのほうが子供たちは楽しそうだったりする。

だんだんと雪が少なくなってきたっぽい。

準備をしてリフトに。
下のフード付きリフトを降りたら、その上のリフトも動いている。
よし、あれに乗ってゴンドラのコースのほうに戻ろう。
リフトを降りて左側へ。
これがまた、ストックでただただ押して押して押して汗だく。
ホリデーコースに出たけど、これのどこがホリデー?重労働コースだよ。
ぜんぜん進まない。
汗だくでストックで地面を押す押す押す。
子供の背中を押す押す押す。きついきつい。
やっとゴンドラ乗り場に。
もう、ほんっとに疲れたので、一旦休憩。
娘がトイレへ。
ここでのんびり30分程度の休憩。
すでに4時か。

娘に聞いてみる。
あとどれぐらい滑る?2本?3本?
「1本だけがいい」という娘。息子も同調して「僕もあと1本だけがいい」。
今日って、なんかスキーをしたというより、ただただ平らな林間コースを押して押して押して進んでたのと、かなり斜度がきつくて雪がふわふわのコースをこわいこわいと言う娘をなだめながらどうにかこうにか下りてただけ。
娘がもうやりたくないと思うのも無理もない。
リフトに乗れば横殴りの吹雪だもんな。

交渉の結果あと2本ということになった。
でも、ゴンドラで上がっちゃうとまた困ったことになるので、ここの短いペアリフトだけにする。
すると、これがとても気持ちがいい。
適度な斜度、ちゃんと圧雪されたコース、足が疲れる前に下に着く。
なんと娘はすっかり楽しくなったようで、「まだ滑りたい」と言い出した。
そいつぁいいや。
結局5本滑ってからおしまいにすることにした。

バスで宿へ。
やってきたバスのお兄さんが息子に色々話しかけてくれて、息子が得意げに「ダイヤモンドダストを見たんだよ」と自慢している。
いや、ちがうんだよ、君がさっき見たのは雪の結晶。6角形できれいだったけど、あれはダイヤモンドダストじゃないよ。
お客さんとの英語でのやりとりのあと、お兄さんがまた息子に話しかけてくれた。
「英語しゃべれる?」。すると息子は力いっぱい「うん!」だって。
しゃべれないだろ。グアム行って固まってたじゃないか。
それにしてもフレンドリーなお兄さんのおかげでとても楽しい道中でした。
宿 プチハウス505に到着。
停留所の目の前ってのがありがたい、本当に。
バスを降りてすぐに宿。嬉しいですなぁ。疲れきった体には。

着替え。

もう今日は最初の雪山遭難みたいなのと、平らなコースを汗だくで進む修行みたいなのとで、本当に疲れたので宿からすぐ行ける1日目に晩ご飯を食べた「りん」に行くことにした。
念のため電話してみると「予約でいっぱいです」と。がーん。
「あぶちゃ2号店」というお店に変更。
人気店らしく、電話で予約しようとしたけど予約席は全部うまっていると。
でも、予約席だけではないので、6時の開店時間までに来てくれたら大丈夫だと思うと。
バスがなかなか来ない。
待っているあいだにバス停にどんどん人が増えてきた。
そしてやってきたバスは人でいっぱい。
通路に立つしかない。
1つ先のバス停で一家族降りる。
外国人家族だ。
そのために通路に立ってる人たちはいったん全員降りる。
そしてまた次のバス停で一人降りる。
また一旦降りる。
なんかこういうコミュニケーションが楽しい。
特に欧米の人って、基本笑顔だから。笑顔で敵意がないことを示すから。にっこり笑顔でThank you!! それにこたえてWelcome!  ニセコって楽しいな、やっぱり。

10番でおりて20mほど歩いてお店へ。
行ってみたらちゃんと席に座れた。
やったー。

豆腐とツナのゴマドレッシングサラダがうまい。
刺身もうまい。
じゃがバターもうまい。
クリスマスなのでオーダーした骨付きチキンのローストもうまい。
もちろんビールがうまいうまい。
大満足でごちそうさま。

セイコーマートで買い物をして宿へ。
もどりは歩くことにした。
プチハウス505までの道、食後のお散歩にはちょうど良い距離だ。
てくてく雪の世界を歩く。
途中でシャトルバスに追い抜かれて、バスを待ってたら乗れたのかと思ったけど、こんな真っ白な世界を白い息を吐きながら歩くのだって子供たちにとっては良い経験。
真っ白な世界、しんしんと雪が降る中、ざ、ざ、ざ、と足音だけが響き、冷たい空気をほほに感じながら歩く。
スキーに来て、ホテルとスキー場しか経験しないなんてつまらない。
こういうののために来たようなところもあるのだ。

宿に戻り、風呂に入って、子供たちは「名探偵コナン天空のロストシップ」の続きを見ている。
その横でここまでを書いた。

疲れた一日だった。
明日も雪らしい。
結局4日間ずっと雪は降り続けたか。
スキーしに来てるんだから、ラッキーなことなんだよな、きっと。
雪質は、やっぱり最高だしね。

明日はついに東京に戻る日。
スキー場でどうやってどこで着替えるのか、まだよくわかってないけど、あした宿のご主人に教えてもらおう。
明日は、せいぜい2時半ぐらいまでかなぁ、すべれても。
妻の板を宅急便で送ったりするなら、もっと短いな。
ま、いつもの日帰りスキーを考えればたっぷりあると思えるではないか。
明日も楽しもう。

以上、3日目の日記おしまい。
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