角田光代 / 八日目の蝉

読み終わったのはだいぶ前だけど、読んだという記録のために一応書いておこう。

とにかく面白かった、ということ。
角田光代、すごいなぁってこと。

構成が見事。
前半の希和子の物語。後半の薫(恵理菜)の物語。そして…、という。
特に、すごいと思ったのは、希和子パートが、彼女自身の視点で描かれるから、記憶があいまいな部分がそのままあいまいなままになっていて、読者は実際には何が起こったのか本当のことを知らせてもらえない。
「興味の持続」というか、実際には何が起こったのかを知りたくて読者は後半の薫視点のパートを夢中で読んでしまう。
うまいなぁ。見事だなぁ。

角田光代という人がすごいのは、「きっとそういう行動を取ってしまうんだろうなぁ」という滑稽だし残酷だけどすごくリアルな描写だろうと思う。
リアルだからこそ、その残酷さが読者の胸に突き刺さる。
ひどい!ひどいけど、自分でもそういう顔をしてしまうんじゃないだろうか、そういうことを言ってしまうんじゃないだろうか、という。

最後もいいなぁ。
すばらしいエンディング。

小豆島、行きたくなった。
そういう島が、一番の楽園なのかもしれないと思える、思わせてくれる作品。

面白かったです。
もう一回読もうかなぁ。映画見ようかなぁ。
でも、本読んだあとに映画見たらやっぱりつまらなく感じちゃいそうだよなぁ。
永作でも。

でも、映画見たいかも。

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