虹の架け橋

2004年の44歳から綴ってきたブログ。塾長として、男として、父親として、そして爺として、感じたことを記した記録。

消えた1,000円!

2009-12-29 | 塾長日記
消えた1,000円問題・・・。
今、私の冬期講座の頭の体操問題になっています。

実はこの問題、塾会の来月の宿題なのです。
誰に当たるかもしれません。

実は深夜3時まで戦いました。
一人当たりの金額を出してみたり、
仲居さんの懐に入れる金額を変えてみたり・・・。

でも分かりましたよ。

皆さんもお考えくださいませ。
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春子さんは旅館で仲居のバイトをしています。
その日は3人連れの泊り客があり、
春子さんが3人を部屋へ案内すると、
その場で宿泊料を前払いしてくれました。
1人1泊1万円ですから3人で3万円です。

春子さんはその3万円を帳場にいるおかみさんに手渡しました。
「あの方たちはうちのお得意様の紹介だから、
少しおまけして差し上げなきゃならないわね。
春子さん悪いけどこれをお客様に届けてもらえる」
そういっておかみさんは宿泊料の3万円のうち
5千円を春子さんに渡しました。

春子さんは再び客室へ向かいます。
「いくら紹介だからって5千円もサービスすることないのに。
でも、5千円返しても3人じゃ割り切れないわね。
けんかにでもなったら大変だから3千円だけ返して・・・と」

春子さんは勝手な理屈をこねて
2千円を自分のポケットに入れてしまいました。
春子から3千円を返してもらった客たちは
「1人9千円になった」と大喜び。
春子も何だかいい気分になって客室をあとにしました。

「あれっ?」
春子はふと立ち止まりました。
「お客さんたちは、1人9千円づつ払ったんだから
3人で2万7千円よね。わたしのポケットには2千円が入ってる。
足しても2万9千円にしかならないじゃない。
最初に受け取ったのは3万円だったのに・・・。
あと1000円はどこへ消えたのかしら」
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コメント (4)
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