3301_0010人間の本位(大悪)自作小説
--安国⑥--
疫病は治まったかに思えた。
しかし、真は戦っていた。
真は、全世界に「南無妙法蓮華経」を唱えていたからである。
しかし、それは、真が発心した題目であるので曲げられない。
真は、祈るのを止めた。
いろんな人が真の祈りを題目を受け入れないからである。
祈りは、思いなのである。
伝えるものがなければならない。
何を唱えるかではない。
心を伝えるのである。
誰かが邪魔をする。
エゴである。
「南無妙法蓮華経」は三界の心である。
イエス様の心もつまるところ「南無妙法蓮華経」なのである。
真は、力を込めた。
「コロナの抗体を与えん。
我に従え。
我を認めよ。
我の心の名を受け入れよ」
真の祈りは決まった。
つづく 次回(安国⑦)