ひろひろの生活日記(LIFE Of HIROHIRO)

パソコン講習とソフト開発をしています。自作小説も掲載しています。ネット情報発信基地(上野博隆)Hirotaka Ueno

闇と光の慈愛のコントラスト(69)侵略

2019年11月19日 18時06分36秒 | 闇と光の慈愛のコントラスト(自作小説)
闇と光の慈愛のコントラスト(69)侵略
--侵略(019)戦③--
木の十字架を立てた。
そして、滑車を運んでくる。
滑車には、木の十字架を立てれるように
四角の木の枠があり
その下に車輪が両側についていた。
「ゴギ ギギ」
十字架を車の滑車に突き刺して取り付けた。
奥に黒い人影。
雲に隠れていた月明りが照らし出す。
エンビは、その顔を凝視した。
(お父さん 何という非常な振舞 あぁぁ)
「それでは、みなのもの出発するぞ」
ロイアナは、村人に号令をかけた。
20人あまり、木の盾と鉄の剣を持っている。
訓練していた光の兵士である。
その前に20名の松明(たいまつ)を持った者がいた。
暗い静かな森の中を松明の明かりと滑車の「ギィギィ」引く音が響ていた。
つづく 次回(侵略020)戦④

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