ひろひろの生活日記(LIFE Of HIROHIRO)

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0262_神々の戦い(031)裕也の冒険-時の魔法人の門⑩-

2020年10月22日 00時34分07秒 | 裕也・冒険日記(自作小説)

0262_神々の戦い(031)裕也の冒険-時の魔法人の門⑩-


--(4)闘屈の試練②--

魔獣は、上の右手を振り上げる。
そして、一気に若者めがけて振り下ろす。
若者は、左に避(よ)ける。
そして、鎖鉄球を振り投げる。
魔獣の右上の剣に絡(から)まる。
魔獣は、右上の腕を振り回した。
若者は、吹っ飛ばされる。
そして、地面に叩(たたき)つけられる。
「う。うぅぅぅ。」
激痛が走る。
盾を置き。
右手の鎖鉄球を左に持ち替え引き寄せ、剣を掴む。
「エェイ」
魔獣の左脚を斜めに切る。
「ザクゥ」
魔獣は、跪(ひざまず)き雄叫びを上げる。
「ガォォオ」
若者は、起き上る。
魔獣は、上左手の剣を振りかざす。
若者は、鎖鉄球を離し、屈んで盾を拾う。
そして、右に転がり避ける。
また、下左手の剣が飛んでくる。
「ガシッ」
盾で受け止める。
魔獣は下右手を振りかざす。
右手の剣で凪(な)ぎ切る。
「ドサァァ」
魔獣の下右手は切り落とされて落ちた。
しかし、魔獣は回復しだす。
「ズドドォォ」腕が再生していく。
だが、若者は、魔獣の喉元の宝石に気づいた。
(あれが急所か。)
振りかざした剣で魔獣の喉元を着いた。
喉元の宝石は砕ける。
「ガ ガ ガ ガォ ガ」
魔獣は息絶えた。

若者の手には、茶色の宝石が握られていた。

天空から声がする。
「若者よ。お前の闘屈は、本物だ。
 その茶色の宝石は、魔獣を呼び出せる魔獣石だ。
 大切に使うが良い。」

天の声は消え、辺りは真っ白な光に包まれた。

つづく。 次回(時の魔法人の門⑪)

 


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