史跡訪問の日々

幕末維新に関わった有名無名の人生を追って、全国各地の史跡を訪ね歩いています。

富津

2011年08月14日 | 千葉県
(富津公園)
 震災の影響は、梅雨の明けた真夏を迎えた今も続いている。会社では、始まって以来初のサマータイムを導入し、遠距離通勤者には過酷な夏となった。同時に土曜日を出勤として、代わりに月曜日を公休とするカレンダーが採用された。このチャンスを逃す手はない。早速、房総半島まで史跡訪問を兼ねた日帰り旅行を敢行することになった。久々に嫁さんと二人でドライブを楽しむことになった。
 房総半島へはアクアラインを利用するのが近道である。途中、「海ほたる」に立ち寄った。三浦半島から横浜、川崎、東京の街並みを遠望できる。残念ながら富士山は見えなかったが、気分爽快であった。
 第一目的地は、富津公園である。東京湾に突き出た富津岬は、幕末から重要な防衛拠点であった。台場の建造は比較的早く、松平定信の提案を受けて文化七年(1810)に着手されている。維新後、台場は要塞化されたが、今でもその遺構を見ることができる。


富津公園 中の島

 明治十四年(1881)から三年の歳月をかけて中の島には砲台が築造された。この砲台は元洲砲台と呼ばれた。


富津元洲砲台跡

富津岬の突端は、明治百年記念公園となっている。大きな展望台が築かれており、頂上からは、岬のみならず対岸の三浦半島や第一海堡などが見渡せる。


明治百年記念公園 展望台より


第一海堡跡

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