低線量被曝者の会共同代表の竹野内真理さん(「低線量被曝の脅威」(J・マーティン・グールド著 緑風出版 2011年 )の訳者)が、週刊金曜日10月14日号に書かれた「ベラルーシから フクシマへの警告 放射性セシウム内部被曝の真実」という論文をご存知でしょうか?
この論文のなかには、セシウム137を1日10ベクレル食物から摂取していくと、700日(ほぼ2年)で、体内のセシウム137の濃度が1400ベクレルを超す、というグラフが紹介されています。それが上のグラフです。これは放射線防護委員会(ICRP)が作ったグラフということです。
このグラフをみると、毎日たった10ベクレルであっても取り続けているとこんなたいへんな数値になってしまうことがわかります。
一日10ベクレル×700日=7000ベクレルですから、体外に輩出されるセシウムは約80パーセントということでしょうか。よく放射性物質は体内に入っても尿などから出て行くのでそんなに心配しなくてもよい、ということを論じる方がいますが、そのグラフを見ると、信じられなくなります。
まだまだ低線量被曝の問題は分からないことが多いですが、毎日1ベクレル以下ならなんとかセーフと考えていいのでしょうか?
と、いうことは、学校給食はもちろん、大人が口にする食材も0ベクレル/㎏に限りなく近づけていかなければならないと改めて思います。
福島の「スーパーいちい」店のような取り組みを、すべてのスーパーで行って欲しいものです。
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