goo blog サービス終了のお知らせ 

好カードが名勝負に ならないケースは多い

 日本時間の5月3日にラスベガスのMGMグランドガーデンで行なわ
れた世界ウエルター級タイトル統一戦のフロイド・メイウェザーvsマニ
ー・パッキャオ戦はメイウェザーが判定勝ちしたのだが、予想通り打たれ
ない事を第一に考えるメイウェザーの戦いぶりに批判の声が続出した。

 基本的にパッキャオが攻めてメイウェザーはガードを固めながら
相手のパンチを避けて時おり軽いパンチをヒットするという展開に
終始したのが批判の原因だが、正直言って真剣勝負ならではの展開
だったわけで十分予想できた結果だから驚きはない。

 むしろマスコミが煽り過ぎだし好カード=死闘という固定観念に
縛られ過ぎで、むしろ好カードや真剣勝負が見て面白くない試合に
なるケースの方が多い。

 特に格闘技では その傾向が強く、かつてのモハメド・アリvsアン
トニ猪木戦などは典型だ。

 基本的に格闘技は‘護身術’という捉え方で発展しているため攻撃
理論より守りの理論の方が発達するしレベルが上がると肉を切らせて
骨を絶つ系の試合より、いかにパンチを貰わないかという内容になり
がちでメイウェザーなどの戦い方は代表的なもの。

 現在38歳のメイウェザーだが若い頃は守り重視の戦いの中にも鋭
いカウンターを浴びせて倒すという試合を見せていたので当然ながら
幾つもの名勝負を生み出していたのだが、30歳を過ぎた頃から無敗に
拘る試合ぶりに傾倒していたわけでパッキャオ戦も然りだった。

 好カードを見て面白い試合にしたければ多くのジャブを含めた軽打
より単発でも強打のヒットにポイントを振り分けるように採点基準を
変更するべきだろう。

 それぐらいしないと極力打たれずにポイントを掠め取って勝つと
いうメイウェザーの劣化版スタイルが主流になり、当然ながらボク
シング人気も下がるわけだからWBCなど統括団体には採点基準変更
という英断が待たれる。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« ナイトレーダ... 未来少年コナ... »
 
コメント(10/1 コメント投稿終了予定)
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。