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改めて三浦隆司の素晴らしさを実感  

 昨日はWOWOWエキサイトマッチで三浦隆司が特集されており
メキシコで行われたセルヒオ・トンプソン戦や、ラスベガスで行
われたフランシスコ・バルガス戦などを中心に振り返っていた。

 セルヒオ・トンプソンはホルヘ・リナレスに勝った強豪だったし
フランシスコ・バルガス戦はダウン応酬の激戦で年間最高試合に選
出されるほどの試合だったのだから印象深く、最後のミゲール・ベ
リチェルト戦以外の世界戦全てでダウンを奪う強打が持ち味だった。

 三浦が活躍した時期はWBA王者に内山高志が、三浦の2つ前のWB
C王者には同門の粟生隆寛と日本人王者がいたわけだが3人の中で最
も見る者をワクワクさせた王者だったと思う。

 最初に三浦を見たのは内山に挑戦した試合で典型的な‘パンチは強
いけど’というタイプで、こういった選手は世界は取れてもプランB
がないので派手さはあるものの長く防衛できないと思っていた。

 実際に内山からはダウンは奪うが内容的に完敗したわけでタイト
ルを奪取したガマリエル・ディアスは粟生からタイトルを奪ってい
たのだが、ディアスが強いのではなく粟生が取りこぼしたという感
覚だったのでラッキーな奪取であり1位トンプソンとメキシコでの
初防衛戦だったから ここで負けるだろうと思っていた。

 ところが2度のダウンを奪い終盤突き放しての堂々たる勝ちっぷ
りで防衛すると、残る3度の防衛戦は全てKO勝ちでメキシコ人相手
の4連勝が含まれていた。

 結果的にバルガスとの5度目の防衛戦で敗れるのだがミゲール・
ローマン戦との挑戦者決定戦を凄まじい死闘の末に最終ラウンドに
KO勝ちを収めているので、三浦の試合に外れなしという感じになっ
ておりベルチェルト戦も空転させられたが最後まで‘ひょっとしたら’
という感じで見る事ができた。

 しかもベルチェルトは現在Sフェザー級最強といわれ6度の防衛を
含む世界戦7連勝中だが三浦戦だけが唯一倒せなかっただけでなく打
ち合いを避けて慎重に戦ったというのが分かるし、それだけ三浦の
強打が世界的に鳴り響いていたという事になるわけで海外で認めら
れる素晴らしい強打者だった。

 よく言われるのが‘ボクサーは何勝したかではなく誰と戦ったか’
で、三浦は粟生や内山に比べて強敵との対戦が多く敵地での試合を
含め5勝+1勝しているのだから勝ちのみに拘る某一家とは真逆の
尊敬を集める選手だったというのを実感する。

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