新興校が人気校になるには

帝京、明治との激闘を制し9連覇達成。ラグビー全国大学選手権

 今年の大学スポーツは箱根駅伝で青山学院大が史上6校目の4連
覇、ラグビーで帝京大が史上初の9連覇を達成したのが目立った。

 共に新興校による達成なので青山・原や帝京・岩出両監督の力量
が賞賛されるのだが、中には‘あれだけ予算を投入すれば’などと
いうやっかみの声があるのも事実。

 どうしても東京六大学勢のような伝統校の壁を破るには潤沢な資
金を投入する必要があるし、人材的に恵まれないチームは有望な外
国人留学生を入れて強化するわけで普通にやっていては好素材の選
手達は伝統校に持って行かれるのだから仕方ない。

 こういった世間の雑音を捻じ伏せるには世界を相手に通じる勝ち
方ができるのかという事になるのではないか。

 最初は新興校ゆえのハンデを克服するために外国人留学生を入れ
たり潤沢な強化資金を投入する必要があるが、勝ち始めると好素材
の選手達も増えてくるため今度は勝ち方に注文が付き始める。

 すなわち勝ち続けていると負けられなくなり結果的に国内のみで
しか通用しないスタイルに特化してしまうケースが多々あるわけで、
こうなると世間から雑音が湧き出てくる事になり下手すると勝って
いるのに不人気で敵役になってしまう。

 駅伝でいえば箱根で勝っているので目立つわけだが最近のマラソ
ンではトラックレースの延長のようになっている現在、箱根の花形
区間である山上りや山下りのスペシャリストを育てても仕方ないと
いう事になる。

 そういう意味では優勝は逃したものの‘箱根が全てではない’と
いうポリシーの下でスピードランナーの育成に拘る東海大の姿勢
には好感が持てるし、箱根駅伝が始まった時の理想である五輪の
マラソンで金メダルを取れるランナーの育成を目指しているのが
分かる。

 ラグビーでも外国人留学生を中心にした強力FWのごり押しで
勝ち続けてもラグビー界の発展にはならないわけで、日本代表に
どれだけ選手を送り込めるのかというのも重要になってくる。

 勝つだけではなく国内のレベルアップにどれだけ貢献したかとい
うのが使命になってくるわけで、そういった事を考慮せず‘勝てば
いい’というスタイルに邁進していたら学校関係者にしか賞賛されな
くなるだろう。

 という事で青山学院大や帝京大OB達の活躍には大いに注目して
いきたいと思う。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (Bill McCreary)
2018-01-11 23:25:54
海外で遊んでおりましたのでご挨拶が遅くなりましたが、今年もよろしくお願いします。貴ブログから様々なご見識を学ばせていただきたいと思っております。

> 勝つだけではなく国内のレベルアップにどれだけ貢献したかとい
うのが使命になってくるわけで、そういった事を考慮せず‘勝てば
いい’というスタイルに邁進していたら学校関係者にしか賞賛されな
くなるだろう。

 という事で青山学院大や帝京大OB達の活躍には大いに注目して
いきたいと思う。

青学についてはわかりませんが、帝京に関しては、サントリーの流とか、優秀な選手が日本代表の中核になりそうですね。流は、学生時代からインタビューの受け答えも卓越していたし、彼は指導者、ラグビー協会の幹部などもねらえるかもです。

そう考えると、岩出監督というのはやはり卓越した指導者なのでしょうね。彼は日体大から教員を経て帝京大の監督になったわけですが、たとえば慶応の上田のような華やかさはなくても、地味な自分が地味な大学を指導しても、ここまでできるということを証明したという自負はあるんじゃないんですかね。
 
 
 
それは言えますね (こーじ)
2018-01-12 22:25:32
>Bill McCreary様
 確かに岩出監督は優秀だと思いますし流ら代表に選出されるぐらいになってますから、やはり途中からいい人材が入り始めたという事にもなりますね。

 岩出氏が日体OBで故・綿井氏の教え子ですし、伏見工の監督で大西ジャパンのプレースキッカーを務めていた山口良治氏も育ててますから日体OBはいい人材がいますよね。
 
 
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