コメント
 
 
 
先制攻撃が実った典型例 (吉法師)
2010-12-11 23:13:09
リングジャパンのビデオをお持ちならご存知と思いますが、この試合の趨勢を決めたのは、1R開始直後の柴田の先制攻撃だったと思います。
左フックを打つようなフェイントを掛けながらサルディバルをロープ際に追っておいての右ストレートからの連打、これが実に効果的だった。のっけから柴田のパンチ力・スピードを突きつけられたサルディバルは結局最後まで自分のペースを見失ったまま(それでも中盤には右ジャブを起点に距離を取って、何とか局面を打開しようとしましたが)10R以降の柴田の波状攻撃をしのぎきれず、最後はセコンドがサルディバルを制止するような形での終幕でした。

先制攻撃は右ストレートからでしたが、中盤以降に目立ったのはサウスポー・サルディバルの右足の外側の位置取りからの相手の右に被せて右を抑える左フックからの連打。サウスポー対策のお手本とも言える見事な攻撃振りでした。
相手の攻撃をはずすボディワークも見事に決まり、この試合で柴田が劣勢になった場面は皆無と言える内容でしたが、12Rまでの採点をBoxrecなどで調べると、三者でそれぞれ116-114x2、117-116x1と2.2.1ポイント差しか付いていないと言うのはちょっと信じられません。現在よりも露骨なホームタウン・デシジョンがまかり通っていた事もあるのでしょうが、敵地での判定が如何に当てにならないのかが、良くわかる事例でもあると思います。

ダニエル・サラゴサvs辰吉丈一郎(1)の1R、サラゴサが1R開始直後に見せた先制攻撃を見た時に、この試合での柴田の先制攻撃とそっくりだな、と思いました。試合結果もほぼ同じ様な経過を辿ってのサラゴサのTKO勝ちだった事も含めて。

後にやはりサウスポーの強打者、ベン・ビラフロアをやはり相手のホームリング・ハワイで破ったことも含めて、柴田国明は日本人選手としては、歴代最高のサウスポー・キラーの一人だったと思います。20年ほど前位には、メキシコ、パナマなど中南米で著名な日本人ボクサーは誰?と聞くと、「シバタ(柴田国明)コバヤチ(小林弘)スズキ(ガッツ石松)」の三人の名が挙がった、と言う話もあるそうです。

ホセ“シバタ”フローレスに関しては、祖父が日本人で「柴田姓」であったため、という異説もあるようです。ほかにも、柴田の対戦相手だったエルネスト・マルセルが自身の子供のミドルネームに「シバタ」と付けていたとか、サムエル・セラノが自身の尊敬するボクサーにガッツ石松を挙げ、やはり子供のミドルネームに「スズキ」(石松の本名・鈴木有二から取った)と付けていたというのも、ありましたね。
 
 
 
たしかに (こーじ)
2010-12-12 22:01:17
>吉法師様
 たしかに1Rの先制攻撃は見事でしたね。
 当時は15R制だったので5Rぐらいまでは様子見で戦うケースが多かっただけに、ああいう先制攻撃というのは そんなになかったですからね。

 柴田の対サウスポーでのポジショニングは絶妙なものがありましたから、対サウスポーとしてはサルディバル戦が最も嵌った試合かもしれません。

 柴田の先制攻撃といえばラミロ・ボラニョス戦も似た感じでしたね。
 1Rで倒してしまったラウル・クルス戦もありますけど・・・・・・

 この試合のレフェリー&ジャッジは全て開催国のメキシコ人でしたから、こういう採点もあるのでしょうかね。
 
 サルディバル-関光徳の第1戦でも採点が意外に離れていましたから。
 
 
 
 
天才と言うのは (Unknown)
2010-12-14 09:31:57
よく粟生をバカな実況が「天才、高校6冠」と持ち上げていましたが うーんん 天才 というなら
柴田さんだと思いますよ ロハスならKOしてたでしょう あの身体で黒人なみのパンチだもん あごの脆さだけは惜しいね
あとアウトボクサーもちょっと苦手だったよね
マルセル、エチュガライ、
 
 
 
そうですよね (こーじ)
2010-12-15 00:03:27
>Unknown様
 そういえば粟生もフェザーとJライトの2階級制覇を
したのでしたね。
 
 でも柴田と比べたら月とスッポンですよ。

 ハードパンチャーとグラスジョーという二面性が魅力ではありましたけど、いつもハラハラしながら見た記憶がありますね。
 
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